【追記】2015.12.13
末尾に、2016年度から併設が予定されている認可保育園について追記しました。
⇒こちら
2015-05-07
「英語は苦手だから・・・。」
そんなこと、親の私が言っていては、村八分に遭いそうな世の中になってきました。
今までは、“企業で英語力がますます重要視されている”なーんて話を聞いても、全くの他人事。
(だって私、英語使うような仕事してないし・・・。)
子どもたちに対しても、さすがに将来的には英語が出来ないと大変だろうけれども、まずはともかく日本語が出来てからでしょ!という信念のもと、特に英語教育は意識してきませんでした。
(だって私、英語苦手だから教室に行っても先生の前で照れくさいし・・・。)
しかーし!!
2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、グローバル化の波が猛烈に押し寄せ、ついには文部科学省にまで本格的な火がついてしまったのです!!
全国でも各市町村によって取り組みに差はありますが、現在、基本的には5・6年生で英語活動の時間が設けられています。八千代市は割と英語教育に前向きで、既に平成24年度から1~4年生にも週1回の英語活動があるんですが、今後は小学3~4年生から週2回程度の英語の授業、高学年にもなると週3回行われ、しかも中学で習っていたような本格的な内容が展開されるとか!
さらには、主要教科として成績にも反映されるですって?!
・・・そうした背景もあり、英語教育の低年齢化に拍車がかかっているわけです。
こうなってくると、英語に無頓着な私ですら、ジワジワと焦りが出てくる。
周りでは、英会話教室や公文の英語を習っている子の多いこと!!しかも、0~2歳児頃から何らかの英語教育をスタートしている割合の高さといったらありません。
最近では、入園の決め手についても、英語の取り組み具合が左右しているケースが少なくないんですって!
もはや、スタートダッシュの段階で2歩も3歩も出遅れている感。
さあ、そんな中で、八千代市内に昨年11月開園した「クレヨンキッズインターナショナルプリスクール」に注目が集まらないはずはありません。
やちなびでも早耳レポートで“こんなプリスクールが開園するらしい!”という情報をご紹介したことがありましたが、アクセス数の高さからも皆さんの興味の高さが窺えました。
⇒ クレヨンキッズインターナショナル開園の早耳レポートはこちら
お話を聞いた限りでは、とても素晴らしいカリキュラム!
ですが、まだ当時はオープン前で、園児が活動する様子を実際には見ていませんでしたから、「英語だけで本当に話が通じるの?ただでさえ園児なんて日常のことがおぼつかないのに・・・」といった、漠然とした不安は拭い去れません。
この印象は、皆さん往々にして持ち合わせているようです。
そこで今回は、開園後半年近く経ったクレヨンキッズさんの様子を見学してまいりました!
●園へのアクセスについて
園の建物は、八千代緑が丘駅から徒歩で約12分ほどの場所にある、高津団地のリブレ京成隣りの一角。
商店街の入口はすぐ目の前ですが、周辺は木々に囲まれていてとても穏やかな環境です。
↓ 八千代緑が丘駅方面から向かうと、左手前方にリブレ京成が見えてきます。車の場合は、黄色い矢印に沿って駐車場へ進みます。
↓ 駐車場は、リブレ京成の駐車場入口のすぐ右隣り。
こちらの駐車場は、無料で利用することが出来ます。他にも団地内の共有駐車場がありますが、台数に限りがあるのでイベントの際は徒歩がオススメ。
そうそう、駐車場にはスクールバスが停まっていました!
クレヨンキッズには徒歩圏内のお子さんだけではなく、八千代市内外から広く登園されているとか。特に、船橋日大前あたりからの生徒さんが多くいらっしゃっているようで、こうしたスクールバスの運行が欠かせません。
確かに日大前周辺って、インターナショナルクラスやバイリンガルクラスといった、英語に特化したコースを持つ幼稚園がいくつもあるから、“インターナショナルスクール”にも臆することなく興味を持てる方が多いのかも?!
↓ 幼児12人乗りの、ビビッドな明るいカラーのスクールバス!全座席シートベルト設置。
●園内施設の様子について
建物自体は、高津団地に元々あった1階フロアのみのシンプルな造りです。
そちらを内装工事して、小規模園が運営できるようにコンバージョンされました。
↓ 出入口の扉にはセキュリティ機器が設置されていて、子どもが勝手に外へ出られない仕様になっています。
さすがインターナショナルスクールだけあって、フロアに一歩踏み入れると外国の雰囲気で溢れています。室内に置いてあるものは、すべて英語表記のものばかりで、ここが高津団地の一角だと忘れてしまいそうなほど!
置かれている絵本もすべて海外のもの。
貼られたスケジュール表も英語。
飾り付けの文字や、子どもたちの描いた名前もすべてアルファベット。
“英語だけで過ごす”空間って、しゃべることだけじゃなく、見るもの触れるものの全てを指すのね。
この日はイベントが行われる日だったため、ホールとして広々使えるようにしていたそうですが、普段は可動式の仕切りをうまく利用して、2クラスの教室を作っているそうです。
↓ 普段はロッカーを間仕切り代わりに置いて、壁の色でイエロークラスとブルークラスに分けているそうです。
↓ クラスの部屋とホールも、アクリル製の窓がついた稼働式の壁で仕切られています。
↓ 必要な設備がすべて目の届く範囲で揃っています。手洗いも小さい子どもが使いやすい仕様に。
●園での過ごし方について
インターナショナルプリスクールだからといって、生活の上で特別なことは何もありません。
アートや制作、歌、リトミックなど、どれも一般的な幼稚園と変わらないことを、すべて英語で行います。
朝の会も、給食やお弁当の時間も、すべて指示や会話は英語で交わされます。
日常が“英語”で行われているだけ。
生活習慣も、普通の幼稚園と同じように指導を進めていきます。
とは言え、やっぱり気になる。
まずは英語より、日常生活がきちんと出来るようになることに指導しなくて大丈夫なの?
同時に行って、子どもは混乱しないの?
そんな不安に対して、まずは英語の大切さについて、園長の櫻井先生からこんなお話を伺いました。
『パソコンが普及し、世界がつながる現代の世界の共通言語は英語です。
とある自衛隊員の方とお話をする機会がありました。
「英語が話せる、わかることで、米軍と話をするチャンスももらえる。」とおっしゃっていました。
また、とある大学院生からは、卒業論文を書こうとした時に、
「英語が分かり、読めることで、参考文献の取り扱い索引が増え、より良い論文に仕上げることができる」
と、英語の魅力を再認識した話を聞きました。
私のような保育の世界にいても、外国のすばらしい幼児用Art資料、ワークブック、保育理論を、学ぼうとした時、日本語のサイトのみならず、英語のサイトを読めるということは、情報をたくさん得られることにつながるのです。
つまり、子どもが、将来どんな職業につくかは分かりませんが、どの職業についても、見聞を広めようとした時、その道のプロフェッショナルになるには、“英語が話せる、読める”ということが大変有利に働く可能性を秘めているのです。
英語はただの道具、ツールでしかありません。
けれども、こうして園での生活を通して英語に触れ、習得することで、子どもたちの将来の選択肢や、情報を得る方法に広がりを持たせることが出来ると期待しています。』
一方で、「私たちは英語教室ではありません」との思いも。
『インターナショナルスクールに通って、単に英語が話せるようになるだけでは意味がありません。
私たちの園で一番重きを置いていることは、英語を使って、将来、何をできるようになるか?どんな大人になることができるのか?ということです。
生まれたての赤ちゃんが、日本語の語彙を習得する過程の中で初めて出会う言葉はたくさんあります。
しかし、家の中で「手をあげて返事をしましょう」「順番こ」という機会はなかなかないと思います。
こういったことは、集団生活に入って初めて学ぶことだったりします。
この「順番」という言葉。
日本の園でも保育の世界で大切なことは、「順番」という単語を言えることよりも、「順番で待つことができる」行動ができるようになることが何より大切ですよね。
このことは、クレヨンキッズインターナショナルも同じです。
集団生活の場である幼稚園・保育園で学ぶことができる社会生活のルール、たくさんの生きる知恵を身に付けることが大前提であり、これを英語を使って学んでいくのです。
子ども達は、私たちの園で初めて「Take turns」(順番)という単語を聞く。行動をともにしながら・・・
大切なことは、単語が言えることではなく、その行動をできるようになることなのです。
最終目的は「国際社会に通用する大人になるために」。
その土台が育まれなければ、英語を身に付けてもグローバル社会で活躍することは出来ません。
そのために、
①心を育てる保育
②論理的思考力、プレゼンテーション能力、創造力を育てるモネオメソッド
を園の2大柱としているのです。』
※モネオメソッドなど独自カリキュラムの詳細については、昨年9月に紹介した「クレヨンキッズ開園」の早耳レポートで具体的に紹介しています。
⇒ 9/28説明会開催!「クレヨンキッズインターナショナル」11月開校(2014年09月09日付)
そのほか、クレヨンキッズの特長といえば、基本的に毎日必ず園外へ遊びに行くという点!
これは少人数制ならではですね。
通常はどの幼稚園にもある「園庭」が、ここにはありません。建物のすぐ脇に芝生のスペースはあるのですが、この周辺には少し歩けばたくさんの公園がありますから、誘導ロープをつかってお散歩しながら目的地まで向かうそうです。歩きながら自然を見て、街並みを見て、ときには工事車両にわくわくして。そんな刺激が、この時期の子どもにとても大切だとおっしゃっています。
時には、スクールバスに乗って遠くの公園へ足を伸ばすこともあるんですって!
スクールの開園場所を、高津団地のここに選んだポイントとして、自然豊かで大きな公園が周りにいくつもある、環境の豊かさも大きなウエイトを占めていたとか。
↓ 園のとなりの芝生にテーブルを出して、ランチをとることも。
↓ ちなみに給食は、あの美味しい!と評判の(株)幼稚園給食さんのもの。安全管理にものすごく厳しくて、ソーセージなども無添加で独自に作っているくらいこだわっているところです。
そうそう、特筆すべきメリットがもうひとつ。
保育園でもありながら、幼稚園と同じカリキュラムが受けられるようになっているんです。
キンダークラス(幼稚園)は14時まで、ナーサリークラス(保育園)はそれ以降も活動がありますが、一緒にいる間は基本的に年齢で分けているため、幼稚園と変わらない指導が受けられるんですって!
もちろん、保育園ならではのお昼寝タイムもあるし、目覚めたらパジャマから着替えておやつを食べる時間もあるそうですよ。
↓ 普通の園と同じように、園とご家庭とを結ぶ通信も。日本語で書かれているから少しホッ・・・って、親がこんな気構えじゃダメか!
●先生について
クレヨンキッズでは、日本人である園長先生のほか、常に2名の外国人講師が指導にあたっています。イベントのときなどは3名で対応しているそう。
全員で6名の外国人講師がいらっしゃって、体操の先生、サイエンスの先生など、その日のカリキュラムによって担当する先生が変わるようです。
また、男性と女性のバランスの良い人数で、年齢も幅広そう。しかもどの方も、映画に出てきそうな素敵な方ばかり!
さすが、外国の方ってリアクションも大きいし、表情もコロコロと変わって、子どもたちの心の掴み方のレベルが違う!
子どもって、自分が何かしたとき、どれだけビックリしてくれるかとか、真剣に向き合ってくれるかをよく見てますよね。「自分に興味を持ってくれているのか?」という判断材料として。
大人が表面だけで対応しても、ちっとも喜ばない。
だけれど、本気で喜んだり驚いてあげると、もうそれだけで信頼を勝ち取れるというか、次から次へと話しかけてくれるし大好きにもなってくれる。
得てして日本人にはハードルの高いことかもしれませんが、こうもサラリとやってのける様子を見ると、『入園したばかりの子どもたちもあっという間に慣れてくれる』という話も、なるほど納得!です。
↓ こちらの女性の先生は、長年保育の経験を積まれたベテラン!
↓ 園での何気ない一コマも、映画のワンシーンのような素敵すぎる雰囲気に・・・。
日本人の先生もいらっしゃったのですが、さすがどの方もネイティブのようなしゃべり方で、ともすればアジア系の外国人講師?と思わずにいられないほど。
園長先生もしかり。
ハツラツとした笑顔の絶えない元気な方で、子どもたちに向ける優しい表情や言葉掛けのテンションの高さは、外国人講師に引けを取りません。
↓ 園長の櫻井先生。とても熱心で魅力的な先生です。
●地域貢献としても位置付けられているお楽しみイベント
クレヨンキッズでは、年間を通してさまざまなイベントが行われています。
この日は、春のイベントとして近年お馴染みになってきた「イースターパーティ」!
午前の部、午後の部と、それぞれ定員30名を募集して開催されました。
『幼稚園・保育園という公共性を踏まえ、“地域に貢献する”という点を大切にしたい』という思いから、園内だけではなく地域の皆さんにも参加募集を広く声掛けされています。
外国文化を広める発信源として、また、イベントへの参加をきっかけに、英語の楽しさや異文化へ興味を持っていただく手助けも、インターナショナルプリスクールとしての大切な役割だと考えていらっしゃるとのことでした。
この日のイベントには、在校生ではない方からの参加希望もたくさん集まり、午前・午後ともに満員御礼!
1歳児~5歳児まで、キンダー・ナーサリーともに合わせて定員60名という小規模園です。
しかも、通う日数も各ご家庭の意向で週2~5日の選択が出来るので、毎日全員が登園するわけではないため、こうしたイベントで多くの人ともまれさせてあげられる機会は貴重だとのこと。
園児・地域と双方でメリットのある、有意義なイベントなんですね!
そうそう、園児だけではなく、アフタースクール(学童)の生徒さんもイベントにいらっしゃるそうです。
↓ クレヨンキッズでは英語で過ごす学童もあるんです!
★イースターパーティ開催!
10:00過ぎから、午前の部がスタート!
午前の部では、在学生(学童のお子さんも含めて)によるプレゼンテーションが予定されていたため、一般参加者は少数。在学生や入園予定の方、保護者の方々メインの会場となりました。
園長先生からのご挨拶。
『昨年11月に開園したばかりですから、どの子もまだ入園して半年足らず。まだ1~2ヶ月前にスタートしたばかりのお子さんもいらっしゃいます。そして、1、2歳児の子どもたちは週2日~5日コースと登園回数もさまざまで、20回に満たない子もいます。
※3歳児からは一般的な幼稚園と同じく週5日です。
泣いたり、立ちすくむ子もいるかもしれません。
でも、私たちは経験を重視しています。たくさんの方の前に立ち、自分の思いを話すということを積み重ねることが大切だと思っています。
そして必ず、その子なりにがんばった部分があるということ。その頑張りを、ぜひ認めて、ほめてあげてください!どうぞ温かい目で、どの子にも大きな拍手をお願いします。』
★プレゼンテーション
「How old are you?」
「what color do you like?」
といった簡単な質問を先生が投げかけ、それに英語で答えていく子どもたち。
大きな生徒さんや、ご両親のどちらかが外国人だったり、住んでいた経験があって英会話が出来るお子さんには、「○○です。なぜなら~」という自分の意見や理由を一緒に言えるようにしているそうです。
子どもたちへの声掛けは、一切が英語!
英語でしか伝えていないのに、ちゃんと的確に答え、きちんと応対してます!
プレゼンテーションに立つどの子もみんな、とてもしっかりしていて活発な印象です。
この様子を見る前までは、園での生活がすべて英語で、始めは何も分からないはずなのに、ポンと子どもを預けてしまって大丈夫なのかしら?という思いが根強かったのですが・・・
そんな不安は、このプレゼンテーションを見ただけで吹き飛ぶようでした。
わたしなんて、この場所へ来た時、どうだった?
外国人の先生がこちらに気付いて向かってきただけで、
「しゃべれない!」「なんて言ったらいいんだろう?」という気持ちが先行してしまって、思わず。
・・・目をそらしたわね。
そして会釈。
どこまでも「和」を貫く私が、情けない。
だって、もう、なんて返したらいいのか!
しかも“ハロー!”とか、口にするのが何とも恥ずかしい!!
いや、名誉のため断っておきますが、いくら英語が苦手とは言っても、プレゼンテーションで子どもたちや先生が会話していることは、さすがに簡単な英語ばかりだから聞き取れるし意味も分かります。
日常のごく簡単なやりとりなら、どう答えたらいいのか知識としては知っているんです。
でも、口に出来ない!
返事をする行為自体に、照れがあるんですね。
もうこれって、コミュニケーションの問題だから、いくら英語を勉強したからって解決するものじゃありません。
「伝わるんだ!」っていう自信
普通に同じ人間として、接しても大丈夫なんだ!っていう安心感
それを小さい頃にココロに沁みこませた経験は、何にも代えがたい宝物だと思うのです。
よく英語を小さい頃から学ばせても、すっかり抜けてしまうから意味が無い?!とかあるじゃないですか。
でも、本当に、心底思う。
卒園して話せなくなったっていいじゃない!
こういう抵抗感が無くなるということだけでも、絶対大きい!
英語っていうだけで、外国人っていうだけで、構えたりしないで自然体でいられるように成長してくれれば、それだけで十分なんだ。
私みたいな大人にならなければ!
あー、残念すぎる、私。
★絵本タイム
プレゼンテーションのあと、音楽に合わせてうたったり体を動かしたりしたあと、子どもたちが前に集まって絵本を聞くシーンがありました。
もちろん英語で読み聞かせをしているし、日本語で補足も何もしていません。
もしかしたら内容の詳細までは、まだ分からない子もいるかもしれません。
けれども、先程までの賑やかさから一転!
どの子もみんな、静かに集中して聴いていて、シーンとしているのです。
絵本を読む先生は、身振り手振りに合わせて、楽しいシーン、怖いシーンと、声の調子や目の表情で、うまく子どもたちに訴えかけていきます。
表情の豊かさやダイナミックな表現の仕方。
これがあるから、伝わるんですね!
★イースターエッグづくり&遊び
ゆでたまごにフィルムを巻いて、熱湯に浸して模様をつける“イースターエッグ”も作りました。
アレルギーのお子さんは、卵をモチーフにした工作が別テーブルで行われました。
ほかにも、卵を落とさないようにリレーをするお玉競争をしたり、ポップな柄の大きな袋を履いてジャンプ競争をしたりして楽しみました。
掛け声はもちろん、「Goー!Goー!」と英語です。
先生方は、保護者のお母さんと一緒になって笑ってくれて、とてもアットホームな雰囲気でした。
最後は、エッグハント遊び!
子どもたちには、外国人講師が英語で『お菓子と交換できる魔法の卵です。年齢別に行いますよ!どこかにあるので、探してたくさん集めましょう!』とお話してから、外の芝生広場へ。
ちなみに、イベントで初めて来校する方々のために「I'll explain it in japanese」と前置きしてから、日本語でもルール説明を補足されていました。
↓ 見つけた卵とお菓子を交換!ちなみに写真の女の子が洋服の上から着ているものは、このイベントのために事前に子どもたちがデザインして素材をビニールに貼り付けた服なんですって!
『グッバーイ!See you!』
さようならの歌をみんなで歌って、終了となりました。
どの子も次に登園するのが楽しみでならない様子!
イベントを通して感じたのは、子どもたちが先生と自然にコミュニケーションが取れていて、どの幼稚園でも見られるような光景だったということ。
英語で会話がなされているだけで何も特別な空間ではなく、むしろ外国人講師の方々のリアクションの良さなどから、子どもたちとの距離がとても近いようにも見えました。
英語にかなり後ろ向きだった私ですが、こうした様子を目の当たりにすると、ああ、私は英語を学ぶことを“言語の習得”という視点だけでとらえていたんだなぁ・・・と気付かされます。
興味をお持ちの方、まずはイベントの参加からスタートしてみてはいかがですか?
※取材日現時点の園の情報です。最新のお話につきましては直接園までお問い合わせください。
【追記】2015.12.13
クレヨンキッズインターナショナルでは、この度八千代市小規模認可保育園の承認を取得されまして、2016年4月から小規模の認可保育園を併設予定だそうです。
レポートで紹介しているクレヨンキッズインターナショナルは、従来どおり“認可外プライベートスクール”として変わらず維持され、外国人担任の英語保育という特徴を生かした保育が行われます。
一方、新規で併設される認可保育園は通常の福祉事業ということになるので、英語メインではなく日本語がメイン。保育士の方を多く配置し、保育体制を万全にした環境を重視。その中で、日本語がメインではありつつも、英語を織り交ぜたバイリンガル保育という特色を活かした運営スタイルを予定しているそうです。
ちなみに、0-2歳児で合計19名の認可枠という小規模保育園。
気になる方はお早目にお問い合わせくださいね!
●クレヨンキッズインターナショナル
【所在地】千葉県八千代市大和田新田15 高津団地1街区15棟104号(地図)
東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅下車徒歩12分
新京成バス リブレ京成前 徒歩1分
【お問い合わせ】047-411-4605 または info@crayon-kids.com
【ホームページ】http://www.crayon-kids.com/default.html
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
末尾に、2016年度から併設が予定されている認可保育園について追記しました。
⇒こちら
2015-05-07
「英語は苦手だから・・・。」
そんなこと、親の私が言っていては、村八分に遭いそうな世の中になってきました。
今までは、“企業で英語力がますます重要視されている”なーんて話を聞いても、全くの他人事。
(だって私、英語使うような仕事してないし・・・。)
子どもたちに対しても、さすがに将来的には英語が出来ないと大変だろうけれども、まずはともかく日本語が出来てからでしょ!という信念のもと、特に英語教育は意識してきませんでした。
(だって私、英語苦手だから教室に行っても先生の前で照れくさいし・・・。)
しかーし!!
2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、グローバル化の波が猛烈に押し寄せ、ついには文部科学省にまで本格的な火がついてしまったのです!!
全国でも各市町村によって取り組みに差はありますが、現在、基本的には5・6年生で英語活動の時間が設けられています。八千代市は割と英語教育に前向きで、既に平成24年度から1~4年生にも週1回の英語活動があるんですが、今後は小学3~4年生から週2回程度の英語の授業、高学年にもなると週3回行われ、しかも中学で習っていたような本格的な内容が展開されるとか!
さらには、主要教科として成績にも反映されるですって?!
・・・そうした背景もあり、英語教育の低年齢化に拍車がかかっているわけです。
こうなってくると、英語に無頓着な私ですら、ジワジワと焦りが出てくる。
周りでは、英会話教室や公文の英語を習っている子の多いこと!!しかも、0~2歳児頃から何らかの英語教育をスタートしている割合の高さといったらありません。
最近では、入園の決め手についても、英語の取り組み具合が左右しているケースが少なくないんですって!
もはや、スタートダッシュの段階で2歩も3歩も出遅れている感。
さあ、そんな中で、八千代市内に昨年11月開園した「クレヨンキッズインターナショナルプリスクール」に注目が集まらないはずはありません。
やちなびでも早耳レポートで“こんなプリスクールが開園するらしい!”という情報をご紹介したことがありましたが、アクセス数の高さからも皆さんの興味の高さが窺えました。
⇒ クレヨンキッズインターナショナル開園の早耳レポートはこちら
お話を聞いた限りでは、とても素晴らしいカリキュラム!
ですが、まだ当時はオープン前で、園児が活動する様子を実際には見ていませんでしたから、「英語だけで本当に話が通じるの?ただでさえ園児なんて日常のことがおぼつかないのに・・・」といった、漠然とした不安は拭い去れません。
この印象は、皆さん往々にして持ち合わせているようです。
そこで今回は、開園後半年近く経ったクレヨンキッズさんの様子を見学してまいりました!
●園へのアクセスについて
園の建物は、八千代緑が丘駅から徒歩で約12分ほどの場所にある、高津団地のリブレ京成隣りの一角。
商店街の入口はすぐ目の前ですが、周辺は木々に囲まれていてとても穏やかな環境です。
↓ 八千代緑が丘駅方面から向かうと、左手前方にリブレ京成が見えてきます。車の場合は、黄色い矢印に沿って駐車場へ進みます。
↓ 駐車場は、リブレ京成の駐車場入口のすぐ右隣り。
こちらの駐車場は、無料で利用することが出来ます。他にも団地内の共有駐車場がありますが、台数に限りがあるのでイベントの際は徒歩がオススメ。
そうそう、駐車場にはスクールバスが停まっていました!
クレヨンキッズには徒歩圏内のお子さんだけではなく、八千代市内外から広く登園されているとか。特に、船橋日大前あたりからの生徒さんが多くいらっしゃっているようで、こうしたスクールバスの運行が欠かせません。
確かに日大前周辺って、インターナショナルクラスやバイリンガルクラスといった、英語に特化したコースを持つ幼稚園がいくつもあるから、“インターナショナルスクール”にも臆することなく興味を持てる方が多いのかも?!
↓ 幼児12人乗りの、ビビッドな明るいカラーのスクールバス!全座席シートベルト設置。
●園内施設の様子について
建物自体は、高津団地に元々あった1階フロアのみのシンプルな造りです。
そちらを内装工事して、小規模園が運営できるようにコンバージョンされました。
↓ 出入口の扉にはセキュリティ機器が設置されていて、子どもが勝手に外へ出られない仕様になっています。
さすがインターナショナルスクールだけあって、フロアに一歩踏み入れると外国の雰囲気で溢れています。室内に置いてあるものは、すべて英語表記のものばかりで、ここが高津団地の一角だと忘れてしまいそうなほど!
置かれている絵本もすべて海外のもの。
貼られたスケジュール表も英語。
飾り付けの文字や、子どもたちの描いた名前もすべてアルファベット。
“英語だけで過ごす”空間って、しゃべることだけじゃなく、見るもの触れるものの全てを指すのね。
この日はイベントが行われる日だったため、ホールとして広々使えるようにしていたそうですが、普段は可動式の仕切りをうまく利用して、2クラスの教室を作っているそうです。
↓ 普段はロッカーを間仕切り代わりに置いて、壁の色でイエロークラスとブルークラスに分けているそうです。
↓ クラスの部屋とホールも、アクリル製の窓がついた稼働式の壁で仕切られています。
↓ 必要な設備がすべて目の届く範囲で揃っています。手洗いも小さい子どもが使いやすい仕様に。
●園での過ごし方について
インターナショナルプリスクールだからといって、生活の上で特別なことは何もありません。
アートや制作、歌、リトミックなど、どれも一般的な幼稚園と変わらないことを、すべて英語で行います。
朝の会も、給食やお弁当の時間も、すべて指示や会話は英語で交わされます。
日常が“英語”で行われているだけ。
生活習慣も、普通の幼稚園と同じように指導を進めていきます。
とは言え、やっぱり気になる。
まずは英語より、日常生活がきちんと出来るようになることに指導しなくて大丈夫なの?
同時に行って、子どもは混乱しないの?
そんな不安に対して、まずは英語の大切さについて、園長の櫻井先生からこんなお話を伺いました。
『パソコンが普及し、世界がつながる現代の世界の共通言語は英語です。
とある自衛隊員の方とお話をする機会がありました。
「英語が話せる、わかることで、米軍と話をするチャンスももらえる。」とおっしゃっていました。
また、とある大学院生からは、卒業論文を書こうとした時に、
「英語が分かり、読めることで、参考文献の取り扱い索引が増え、より良い論文に仕上げることができる」
と、英語の魅力を再認識した話を聞きました。
私のような保育の世界にいても、外国のすばらしい幼児用Art資料、ワークブック、保育理論を、学ぼうとした時、日本語のサイトのみならず、英語のサイトを読めるということは、情報をたくさん得られることにつながるのです。
つまり、子どもが、将来どんな職業につくかは分かりませんが、どの職業についても、見聞を広めようとした時、その道のプロフェッショナルになるには、“英語が話せる、読める”ということが大変有利に働く可能性を秘めているのです。
英語はただの道具、ツールでしかありません。
けれども、こうして園での生活を通して英語に触れ、習得することで、子どもたちの将来の選択肢や、情報を得る方法に広がりを持たせることが出来ると期待しています。』
一方で、「私たちは英語教室ではありません」との思いも。
『インターナショナルスクールに通って、単に英語が話せるようになるだけでは意味がありません。
私たちの園で一番重きを置いていることは、英語を使って、将来、何をできるようになるか?どんな大人になることができるのか?ということです。
生まれたての赤ちゃんが、日本語の語彙を習得する過程の中で初めて出会う言葉はたくさんあります。
しかし、家の中で「手をあげて返事をしましょう」「順番こ」という機会はなかなかないと思います。
こういったことは、集団生活に入って初めて学ぶことだったりします。
この「順番」という言葉。
日本の園でも保育の世界で大切なことは、「順番」という単語を言えることよりも、「順番で待つことができる」行動ができるようになることが何より大切ですよね。
このことは、クレヨンキッズインターナショナルも同じです。
集団生活の場である幼稚園・保育園で学ぶことができる社会生活のルール、たくさんの生きる知恵を身に付けることが大前提であり、これを英語を使って学んでいくのです。
子ども達は、私たちの園で初めて「Take turns」(順番)という単語を聞く。行動をともにしながら・・・
大切なことは、単語が言えることではなく、その行動をできるようになることなのです。
最終目的は「国際社会に通用する大人になるために」。
その土台が育まれなければ、英語を身に付けてもグローバル社会で活躍することは出来ません。
そのために、
①心を育てる保育
②論理的思考力、プレゼンテーション能力、創造力を育てるモネオメソッド
を園の2大柱としているのです。』
※モネオメソッドなど独自カリキュラムの詳細については、昨年9月に紹介した「クレヨンキッズ開園」の早耳レポートで具体的に紹介しています。
⇒ 9/28説明会開催!「クレヨンキッズインターナショナル」11月開校(2014年09月09日付)
そのほか、クレヨンキッズの特長といえば、基本的に毎日必ず園外へ遊びに行くという点!
これは少人数制ならではですね。
通常はどの幼稚園にもある「園庭」が、ここにはありません。建物のすぐ脇に芝生のスペースはあるのですが、この周辺には少し歩けばたくさんの公園がありますから、誘導ロープをつかってお散歩しながら目的地まで向かうそうです。歩きながら自然を見て、街並みを見て、ときには工事車両にわくわくして。そんな刺激が、この時期の子どもにとても大切だとおっしゃっています。
時には、スクールバスに乗って遠くの公園へ足を伸ばすこともあるんですって!
スクールの開園場所を、高津団地のここに選んだポイントとして、自然豊かで大きな公園が周りにいくつもある、環境の豊かさも大きなウエイトを占めていたとか。
↓ 園のとなりの芝生にテーブルを出して、ランチをとることも。
↓ ちなみに給食は、あの美味しい!と評判の(株)幼稚園給食さんのもの。安全管理にものすごく厳しくて、ソーセージなども無添加で独自に作っているくらいこだわっているところです。
そうそう、特筆すべきメリットがもうひとつ。
保育園でもありながら、幼稚園と同じカリキュラムが受けられるようになっているんです。
キンダークラス(幼稚園)は14時まで、ナーサリークラス(保育園)はそれ以降も活動がありますが、一緒にいる間は基本的に年齢で分けているため、幼稚園と変わらない指導が受けられるんですって!
もちろん、保育園ならではのお昼寝タイムもあるし、目覚めたらパジャマから着替えておやつを食べる時間もあるそうですよ。
↓ 普通の園と同じように、園とご家庭とを結ぶ通信も。日本語で書かれているから少しホッ・・・って、親がこんな気構えじゃダメか!
●先生について
クレヨンキッズでは、日本人である園長先生のほか、常に2名の外国人講師が指導にあたっています。イベントのときなどは3名で対応しているそう。
全員で6名の外国人講師がいらっしゃって、体操の先生、サイエンスの先生など、その日のカリキュラムによって担当する先生が変わるようです。
また、男性と女性のバランスの良い人数で、年齢も幅広そう。しかもどの方も、映画に出てきそうな素敵な方ばかり!
さすが、外国の方ってリアクションも大きいし、表情もコロコロと変わって、子どもたちの心の掴み方のレベルが違う!
子どもって、自分が何かしたとき、どれだけビックリしてくれるかとか、真剣に向き合ってくれるかをよく見てますよね。「自分に興味を持ってくれているのか?」という判断材料として。
大人が表面だけで対応しても、ちっとも喜ばない。
だけれど、本気で喜んだり驚いてあげると、もうそれだけで信頼を勝ち取れるというか、次から次へと話しかけてくれるし大好きにもなってくれる。
得てして日本人にはハードルの高いことかもしれませんが、こうもサラリとやってのける様子を見ると、『入園したばかりの子どもたちもあっという間に慣れてくれる』という話も、なるほど納得!です。
↓ こちらの女性の先生は、長年保育の経験を積まれたベテラン!
↓ 園での何気ない一コマも、映画のワンシーンのような素敵すぎる雰囲気に・・・。
日本人の先生もいらっしゃったのですが、さすがどの方もネイティブのようなしゃべり方で、ともすればアジア系の外国人講師?と思わずにいられないほど。
園長先生もしかり。
ハツラツとした笑顔の絶えない元気な方で、子どもたちに向ける優しい表情や言葉掛けのテンションの高さは、外国人講師に引けを取りません。
↓ 園長の櫻井先生。とても熱心で魅力的な先生です。
●地域貢献としても位置付けられているお楽しみイベント
クレヨンキッズでは、年間を通してさまざまなイベントが行われています。
この日は、春のイベントとして近年お馴染みになってきた「イースターパーティ」!
午前の部、午後の部と、それぞれ定員30名を募集して開催されました。
『幼稚園・保育園という公共性を踏まえ、“地域に貢献する”という点を大切にしたい』という思いから、園内だけではなく地域の皆さんにも参加募集を広く声掛けされています。
外国文化を広める発信源として、また、イベントへの参加をきっかけに、英語の楽しさや異文化へ興味を持っていただく手助けも、インターナショナルプリスクールとしての大切な役割だと考えていらっしゃるとのことでした。
この日のイベントには、在校生ではない方からの参加希望もたくさん集まり、午前・午後ともに満員御礼!
1歳児~5歳児まで、キンダー・ナーサリーともに合わせて定員60名という小規模園です。
しかも、通う日数も各ご家庭の意向で週2~5日の選択が出来るので、毎日全員が登園するわけではないため、こうしたイベントで多くの人ともまれさせてあげられる機会は貴重だとのこと。
園児・地域と双方でメリットのある、有意義なイベントなんですね!
そうそう、園児だけではなく、アフタースクール(学童)の生徒さんもイベントにいらっしゃるそうです。
↓ クレヨンキッズでは英語で過ごす学童もあるんです!
★イースターパーティ開催!
10:00過ぎから、午前の部がスタート!
午前の部では、在学生(学童のお子さんも含めて)によるプレゼンテーションが予定されていたため、一般参加者は少数。在学生や入園予定の方、保護者の方々メインの会場となりました。
園長先生からのご挨拶。
『昨年11月に開園したばかりですから、どの子もまだ入園して半年足らず。まだ1~2ヶ月前にスタートしたばかりのお子さんもいらっしゃいます。そして、1、2歳児の子どもたちは週2日~5日コースと登園回数もさまざまで、20回に満たない子もいます。
※3歳児からは一般的な幼稚園と同じく週5日です。
泣いたり、立ちすくむ子もいるかもしれません。
でも、私たちは経験を重視しています。たくさんの方の前に立ち、自分の思いを話すということを積み重ねることが大切だと思っています。
そして必ず、その子なりにがんばった部分があるということ。その頑張りを、ぜひ認めて、ほめてあげてください!どうぞ温かい目で、どの子にも大きな拍手をお願いします。』
★プレゼンテーション
「How old are you?」
「what color do you like?」
といった簡単な質問を先生が投げかけ、それに英語で答えていく子どもたち。
大きな生徒さんや、ご両親のどちらかが外国人だったり、住んでいた経験があって英会話が出来るお子さんには、「○○です。なぜなら~」という自分の意見や理由を一緒に言えるようにしているそうです。
子どもたちへの声掛けは、一切が英語!
英語でしか伝えていないのに、ちゃんと的確に答え、きちんと応対してます!
プレゼンテーションに立つどの子もみんな、とてもしっかりしていて活発な印象です。
この様子を見る前までは、園での生活がすべて英語で、始めは何も分からないはずなのに、ポンと子どもを預けてしまって大丈夫なのかしら?という思いが根強かったのですが・・・
そんな不安は、このプレゼンテーションを見ただけで吹き飛ぶようでした。
わたしなんて、この場所へ来た時、どうだった?
外国人の先生がこちらに気付いて向かってきただけで、
「しゃべれない!」「なんて言ったらいいんだろう?」という気持ちが先行してしまって、思わず。
・・・目をそらしたわね。
そして会釈。
どこまでも「和」を貫く私が、情けない。
だって、もう、なんて返したらいいのか!
しかも“ハロー!”とか、口にするのが何とも恥ずかしい!!
いや、名誉のため断っておきますが、いくら英語が苦手とは言っても、プレゼンテーションで子どもたちや先生が会話していることは、さすがに簡単な英語ばかりだから聞き取れるし意味も分かります。
日常のごく簡単なやりとりなら、どう答えたらいいのか知識としては知っているんです。
でも、口に出来ない!
返事をする行為自体に、照れがあるんですね。
もうこれって、コミュニケーションの問題だから、いくら英語を勉強したからって解決するものじゃありません。
「伝わるんだ!」っていう自信
普通に同じ人間として、接しても大丈夫なんだ!っていう安心感
それを小さい頃にココロに沁みこませた経験は、何にも代えがたい宝物だと思うのです。
よく英語を小さい頃から学ばせても、すっかり抜けてしまうから意味が無い?!とかあるじゃないですか。
でも、本当に、心底思う。
卒園して話せなくなったっていいじゃない!
こういう抵抗感が無くなるということだけでも、絶対大きい!
英語っていうだけで、外国人っていうだけで、構えたりしないで自然体でいられるように成長してくれれば、それだけで十分なんだ。
私みたいな大人にならなければ!
あー、残念すぎる、私。
★絵本タイム
プレゼンテーションのあと、音楽に合わせてうたったり体を動かしたりしたあと、子どもたちが前に集まって絵本を聞くシーンがありました。
もちろん英語で読み聞かせをしているし、日本語で補足も何もしていません。
もしかしたら内容の詳細までは、まだ分からない子もいるかもしれません。
けれども、先程までの賑やかさから一転!
どの子もみんな、静かに集中して聴いていて、シーンとしているのです。
絵本を読む先生は、身振り手振りに合わせて、楽しいシーン、怖いシーンと、声の調子や目の表情で、うまく子どもたちに訴えかけていきます。
表情の豊かさやダイナミックな表現の仕方。
これがあるから、伝わるんですね!
★イースターエッグづくり&遊び
ゆでたまごにフィルムを巻いて、熱湯に浸して模様をつける“イースターエッグ”も作りました。
アレルギーのお子さんは、卵をモチーフにした工作が別テーブルで行われました。
ほかにも、卵を落とさないようにリレーをするお玉競争をしたり、ポップな柄の大きな袋を履いてジャンプ競争をしたりして楽しみました。
掛け声はもちろん、「Goー!Goー!」と英語です。
先生方は、保護者のお母さんと一緒になって笑ってくれて、とてもアットホームな雰囲気でした。
最後は、エッグハント遊び!
子どもたちには、外国人講師が英語で『お菓子と交換できる魔法の卵です。年齢別に行いますよ!どこかにあるので、探してたくさん集めましょう!』とお話してから、外の芝生広場へ。
ちなみに、イベントで初めて来校する方々のために「I'll explain it in japanese」と前置きしてから、日本語でもルール説明を補足されていました。
↓ 見つけた卵とお菓子を交換!ちなみに写真の女の子が洋服の上から着ているものは、このイベントのために事前に子どもたちがデザインして素材をビニールに貼り付けた服なんですって!
『グッバーイ!See you!』
さようならの歌をみんなで歌って、終了となりました。
どの子も次に登園するのが楽しみでならない様子!
イベントを通して感じたのは、子どもたちが先生と自然にコミュニケーションが取れていて、どの幼稚園でも見られるような光景だったということ。
英語で会話がなされているだけで何も特別な空間ではなく、むしろ外国人講師の方々のリアクションの良さなどから、子どもたちとの距離がとても近いようにも見えました。
英語にかなり後ろ向きだった私ですが、こうした様子を目の当たりにすると、ああ、私は英語を学ぶことを“言語の習得”という視点だけでとらえていたんだなぁ・・・と気付かされます。
興味をお持ちの方、まずはイベントの参加からスタートしてみてはいかがですか?
※取材日現時点の園の情報です。最新のお話につきましては直接園までお問い合わせください。
【追記】2015.12.13
クレヨンキッズインターナショナルでは、この度八千代市小規模認可保育園の承認を取得されまして、2016年4月から小規模の認可保育園を併設予定だそうです。
レポートで紹介しているクレヨンキッズインターナショナルは、従来どおり“認可外プライベートスクール”として変わらず維持され、外国人担任の英語保育という特徴を生かした保育が行われます。
一方、新規で併設される認可保育園は通常の福祉事業ということになるので、英語メインではなく日本語がメイン。保育士の方を多く配置し、保育体制を万全にした環境を重視。その中で、日本語がメインではありつつも、英語を織り交ぜたバイリンガル保育という特色を活かした運営スタイルを予定しているそうです。
ちなみに、0-2歳児で合計19名の認可枠という小規模保育園。
気になる方はお早目にお問い合わせくださいね!
●クレヨンキッズインターナショナル
【所在地】千葉県八千代市大和田新田15 高津団地1街区15棟104号(地図)
東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅下車徒歩12分
新京成バス リブレ京成前 徒歩1分
【お問い合わせ】047-411-4605 または info@crayon-kids.com
【ホームページ】http://www.crayon-kids.com/default.html
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