八千代ナビ!八千代の暮らしレポート

私達の住む八千代市って、どんな街並み?どんな施設があるの?どんな改善するべきことを抱えているの? 一市民として、子どもを持つ母として、働く女性として、八千代市に在住する「八千代ナビ」の管理人やちなび子が、八千代の暮らしについて一般庶民の視線でレポート!

カテゴリ:出産・子育て関連 > 子供の遊び場>屋内施設

なび息子が1歳半ぐらいの頃から始めた“ねんね前の読み聞かせ”も、2歳4か月になる今ではすっかり習慣になりました。初めはちっとも聞いてくれないし、自分でページをめくりまくって絵本で遊び始めてしまったりで全く上手くいかなかったのですが、2~3か月も続けていると次第に興味を持って聞いてくれるようになりました。
そうなると読んであげる方も力が入ってくるもので、少し買い揃えた童話だけじゃ物足りなくなりまして、その週に読む絵本を図書館で借りてくるようになりました。
はじめはなび息子にウケが良かったミッフィーちゃんや、0歳~2歳児向けの棚から何冊か選んでいましたが、だんだん行き当たりばったり的な絵本の選び方に、「今のなび息子にとって“良い本”を選んであげられているのかしら?」と不安に思うようにも。

そこでインターネットで2歳児向けのオススメ本を検索しては、それを図書館のホームページから予約登録して借りるようにもしたのですが、実際にはそうして選んだ本よりも、図書館でどこからか持ってきたなび息子リクエスト本の方が何度も読むようにせがまれたり・・・。それも、「なび息子には、まだこの本は難しいよ!」と戻しに行きたくなるくらい文字が多い本のときがあれば、逆に絵ばっかりの0歳向けっぽい絵本を2週続けて借りようとしたり、イマイチなび息子のツボが分かりません。

良い絵本選びって、みんなどうしてるんだろう?

そんなモヤモヤを抱えていた私に、目からウロコが落ちるようなお話をしてくれたのが「すくすく文庫」さんでした。何ともスッキリと悩みを解消してもらったその場所は、村上団地内にある絵本の図書館!“文庫”と聞いても馴染みがないかもしれませんが、地域のお母さん方がボランティアで運営している私設図書館のようなもので、かれこれ30年も活動が続けられているんですって。

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場所は、村上公民館に隣接する児童会館の2階です。ジョイフル本田前に新しく出来た16号の交差点から、生活館とペット館の間を道なりに進んでいきます。途中右手に村上ひかり幼稚園があるその道をもう少し入っていくと、村上団地1-38号棟と37号棟の間に村上公民館の駐車場入口の門が見えてくるので、そこを抜ければすぐ前に建物が見えます。
一度分かればとても来やすいのですが、村上団地に住んでなかったらここを通ることもないし、教えてもらわない限りずっと知らないままだったわ・・・。

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車は公民館の駐車場を無料で借りることができます。駐車台数は意外と多く、門を抜けて右側に白ラインが書いてあるのですが、ここに縦列駐車が出来るのと、その奥に駐車スペースが数台分、さらにグラウンド脇の砂利の部分にも停めて良いそうです。うっかりグラウンド内にも停められるのかしら?と思えてしまう感じでしたが、学童保育所の園庭として利用されているので利用できません。
※6月・12月頃に年2回行われるお楽しみ会の日は、たくさんの方が集まるので基本的にバスなど公共交通機関を利用するなどして、駐車場の利用は控えていただいているとのことでした

建物の正面向かって右側が公民館、左側が児童会館になっていて、すくすく文庫は児童会館の外階段を昇った2階にあります。階段は少し急で、且つそれほど広くないこともあってか、ベビーカーは階段の下に並べてありました。ここに停めてお子さんだけ抱っこして皆さん利用されているのかな?
ちなみに、向いには郵便局や銀行があるので人通りは多いけれども、ここまでは車が出入り出来ないので、ベビーカーにセットするときなどもちょっと安心。

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2階の正面玄関で、下駄箱に用意されているスリッパに履き替えて右手へ。廊下の一番奥にある金属扉の先が、すくすく文庫の入口です。今思えば、お子さんが勝手に出ていかないようになんでしょうけれども、扉が開館時間も常に閉じている状態だったので、入るのにやや躊躇してしまいました・・・。

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ここで良いのよね?
なーんて戸惑いながら開けてみたらびっくり!毎週水曜日だけしかオープンしないと伺っていたので、てっきり移動図書館みたいな簡易なものだとばっかり思っていたんです。ところがどっこい、普通にちゃんとした図書館じゃないですか!

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現在すくすく文庫を支えているボランティアスタッフは総勢20名ほどいらっしゃるそうで、毎週の開館に合わせて、10:30~13:00とその後15:30の閉館時間までの入れ替え制で人のやりくりをし、本の貸出管理や子供たちへの読み聞かせ、お母さん方へのアドバイスなどを行っているそうです。
この日も女性の方が3名ほどいらっしゃいました。

『このすくすく文庫を支えているスタッフは、皆さん子供が小さかった頃には“利用者”として訪れていた方々だったりするんですよ。こうした活動を始めて30年近くになるのですが、最初の頃は村上団地の集会所の入口で、県立図書館などから団体貸出をしてきた本を都度並べていました。当時、本を閉まっていたロッカーというのが、このカウンターの奥に並んでいるグレーのロッカーなんですよ。昭和57年の村上公民館開館に合わせて、市にお願いしてこの活動のために児童会館の一室を提供していただき、現在に至っています。』

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当時は村上団地にどんどんと若い世代が移り住み、子供たちで溢れかえっていたそうです。まだ一番近い図書館といえば大和田図書館くらいしかなく、このすくすく文庫が村上団地の図書館代わりとして大変な賑わいを見せていました。しかし、だんだんと子どもが少なくなり、また勝田台図書館も近くに出来て、さらに車を利用するママも増えて緑が丘図書館や近隣市の図書館を利用するようにもなり・・・すくすく文庫の利用者は次第に低年齢化が進んでいったそうです。

『当時は大きなお子さんも大勢いらっしゃったので、小学生~中学生向けの本を主に取り揃えていました。利用する際も今の図書館と変わらず、静かに周りに気遣いながらの空間でしたが、市内の図書館が整備されるとそうした子供たちはすくすく文庫から消え、次第に小さなお子さんが対象となっていったのです。
毎週水曜日は幼稚園が午前保育だったので、帰りに寄ってくださるお子さんも多かったのですが、土曜日がお休みになってからは水曜日の開館に間にあわず、さらに利用の中心が0歳~未就園児と絞られるようになりました。もちろん今でも幼稚園に通いながら遊びに来てくれるお子さんも大勢いますが、最近はバスで遠い幼稚園に通う傾向も多いせいか、なかなか時間が合わないようです。』

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30年近くもの年月の間に、すくすく文庫の蔵書も5,000冊を超えるほどにまでなりましたが、こうした利用層の変化に応じて、今も新しい絵本を定期的に増やしているんだそう。
しかも、単に数を増やすのではなく、どれもかなりこだわって選ばれてきた良質な絵本ばかり!

『とにかく、蔵書には自信があります。また、一般的な図書館と違って親子連れの方しか来ませんので、周囲に気を使うことなくゆっくりと絵本をお選びいただけるのも特長のひとつですね。』

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そうそう、そうなんですよー!
いつも図書館へ借りに行くと、まだ2歳のなび息子は急に大声を出してみたり、ちょっと目を離すと本棚の影に隠れてどこかへ消えてしまったり、気付けば本をあちらこちらから持ってこようとしたりで、周りの迷惑を考えると落ち着いて本を選ぶことが出来ないんです・・・。
なので最近は予約した本を受け取るスタイルで利用していますが、やっぱり手にとって選ぶ楽しさも捨てがたいし、子供に選ばせてあげられないという不満は残ります。
でもここなら追いかける必要はないし、賑やかにしてもお互い様だし、それになによりボランティアスタッフの方々と絵本について、さらには先輩ママとしての子育てアドバイスまで話し合えるのが素晴らしい!

私が絵本をどのように選んであげれば良いのか悩んでいるということを口にすると、いくつか良い絵本選びのポイントを教えてくださいました。

①子供に媚びていない
いかにも子供向けに描こうとしているものより、きちんと実際にあるありのままを描いてある絵の方が、子供も不自然に感じないそう。例えば、動物なのに人間のような手をしていたりすると、子供は「どうして?」と聞いてくるそう。でも逆に、こういう発見を子供がしてくれると感動しますよ!とおっしゃっていました。
媚びずに真面目に描かれた絵本やおもちゃというのは、大人にとっても面白く感じるものだそうです。

②絵を見るだけでストーリーが分かる
同じ桃太郎のお話でも、桃から生まれた赤ちゃんが次のページで急に大きくなっている絵本より、大きくなる過程を絵の中で表現されている絵本のほうが、子供に理解されやすいそうです。
『読み聞かせをしている大人は文章しか目で追っていませんが、その間、子供は絵だけをじーっと見て空想を膨らますんです。子供だけでなく、私たち大人も読み聞かせをしてもらうと自然と絵に目が行くはずです。そのとき、話されている人物や事柄が絵に出てこないと、なんとなくしっくり来ないんですね。』
例えば・・・とスタッフの方が手元に持っていた絵本を開くと、ねずみの家族の紹介が最初にありましたが、描かれているねずみの子供たち以外は壁の家族写真にさりげなく映っていました!なるほど、これなら“おばあちゃんねずみ”と言われても、ああ、この人か!と文章と絵が合致するわけですね。
家に帰ってから、とりあえず買い揃えた安い童話の絵本を見返したんですが、あっという間に桃太郎は大人になっていて、確かに絵だけ見ていてもストーリーが思い描けない・・・こういうところに、価格の差が出ているのかも。

③“ベストセラー”より“ロングセラー”
そのときヒットした本かどうかより、長く親しまれて増刷されている本かどうかもポイントだそう。
『ただ、絵本も古くなってくるとカラーが褪せてきて、絵自体の力がなくなってくるものなんです。やっぱり新しい本というのはそれだけで目を惹く力があります。せっかくの良い内容も、子供の興味が半減してしまわないように、出来る限り古いものは新品に差し替えられるようにしたいと努力しています。』

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例に挙げていただいたポイントも重要ですが、それ以前に“絵本を読んであげる”ということ自体が大切で、子どもに素晴らしい癒しの時間を与えてあげられることになるんですって。
『怒りながら絵本を読むお母さんっていないですよね。落ち着いた、優しい声で語りかけられる、そのひとときが子供にすごく安心感を与えるんです。それに読んでもらうと、文章を追わずに頭で物語を想像する楽しみがありますからね。文字が読めるようになっても、ぜひ読み聞かせは長く続けて欲しいと思っています。
あと、大切なのは本を通して教育しようとあまり思わないことです。読み聞かせをしているうちに、自然と文字を覚えたりするのは副産物のようなもの!絵本にしっかり目が向いてなくても、お話は耳から聞こえていますし、文字を読ませようとすると絵からお話を想像しようとする楽しみもすっかり台無しです。
また、おばけが出てくる本などで無理に怖がらせて教育に使おうとすると、ずっとその子はおばけの本を楽しめなくなってしまいます。知育を目的にした絵本が悪いわけではないですが、あくまでそれはプラスアルファのものとして捉えて、絵本そのものの良さに触れられる機会を増やしてあげたいですね。』

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そんな話を聞いている傍らでは、なび息子が別のスタッフさんに布絵本を読んでもらっていました。こちらでは毎回11時から読み聞かせを行っているのですが、それ以外でも絵本を読んでくれたり、こうして一緒に遊んでくれたりと子供も十分楽しめる図書館になっています。

この布絵本、みんな手作りなんですって!私もこういうのを作ってあげたいなあ・・・と心では思っているんですが、なかなか時間が作れなくて。
『私たちも、昔はこんなのを子供に作ってあげたいなぁと思っていたんですよ。でも、子育て真っ最中のときはやっぱり時間がなかったですね。今になってようやくこうやって手作りをして、いらっしゃるお子さんたちに楽しんでいただけていますよ。』

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布絵本は単に絵本が布で作られているというわけではなく、紙の絵本にはない楽しみが満載!例えば表紙に描かれている魔女の女の子がそのまま紐でくくられていて、全部のページに手で持って登場させられるような様々な仕掛けが施されているんです。

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フクロウの目を開かせようと、ボタンで出来た目を切り目に通してボタン付けの体験をしたり、マジックテープのついた星を夜空にくっつけてみたりと、遊びを通じて日常生活で必要な作業を学べてしまうという知育的な要素を含んだものも。

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この手腕を生かして、布絵本だけではなく手遊びの“お弁当の歌”にちなんだ小物が揃ったセットや、魚が何個もボタンで繋がってくねくねするおもちゃ(ボタン付けの練習もできる!)など、なかなか自分では作れそうで作れない布製の小物が1セット300円で販売されていました。
その影では、1冊でも多くの新しい絵本を買うために・・・という、涙ぐましい資金集めの現状が。

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バブル期にはこうした民間活動に対して多くの助成金があったので、たくさんの本を買うことが出来たそうですが、財政難な現在の八千代市からは、活動場所の提供は続けられているものの絵本を買えるほどの資金は得られず、独自で伊藤忠財団の“子ども文庫助成”に応募したり、八千代市民文化福祉基金から5万円の助成金を得たりして、わずかながらも新規購入の財源に充てているんですって。

『市からの助成金はごく僅かですし、伊藤忠財団から数年前にいただいた20万円程の助成金も0~3歳程度向けの絵本を買い揃えるのに利用しました。今年は新たな財源が無いのですが、1冊でも多くの絵本を増やしていくためにも、こうして小物を販売したりして頑張っています。』

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帰りがけ、私も本を借りていくことにしました。
なび息子がなぜか手にしていた「おかえし」の本(子供の頃すごくハマって何度も読み返した!)と、その隣りに置いてあった「めっきらもっきらどおんどん」(これも大好きで、弟とよく餅を食べるシーンをマネしてたっけ。)、それになび息子リクエストの「ねないこだれだ」(私は恐ろしくてあまり好きじゃなかったけれど、息子は何度も図書館で借ります)の3冊の絵本をチョイス。



それと、絵本やおもちゃ選びの参考にと勧めてくれた相沢康夫さんの「好きッ!絵本とおもちゃの日々」という本もお借りしました。



借りるには最初に入会金100円を支払えば、無料で1回につき4冊まで貸し出してくれます。この100円で一人分の管理カードを作ってもらえるのですが、もし4冊以上借りたい場合は今回はなび息子の名前で作りましたが、私の分のカードをもう100円支払って作ってもらえば計8冊まで借りることができるシステムです。
ちなみに、何かカードをもらうわけではなく、すくすく文庫さんのほうで管理カードを保管していて、それに貸し出し状況を記録してもらうので、私は本だけを4冊受け取りました。

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返却期限は1週間。次の水曜日に、また返却しに来なくっちゃ!
『お子さんの体調もありますし、絶対に1週間後に返却!ということではありませんが、出来ればご連絡いただいて早いうちにお返しいただけると助かります。』

「すくすく文庫」という名前には、子供たちがたくさんの本や友達と出会い、本を介して親や大人たちと交わりあい、心も体も“すくすく”と育ちますように・・・という願いが込められているそうです。
こういった施設の維持というのは大変なことだと思いますが、ぜひ地元の大切な場所のひとつとして、積極的に活用していきたいですね!
私も今回教えていただいて、何だか穴場スポットを発見した気分です。なび息子も軽く2時間はご機嫌で過ごせていたし、児童会館の2階にはちゃんとトイレもあったし、今度はママ友達と一緒に行ってみようかな。

●すくすく文庫 047-482-5212(長尾)
千葉県八千代市村上1113-1 村上公民館隣り児童会館2階
【開館日】毎週水曜日 10:30~15:30
【駐車場】有り/公民館駐車場と共用
※年2回(6月・12月頃)開催されるお楽しみ会の日は、人数が多いためお車での来館はご遠慮ください。
【貸出方法】入会金100円、本の貸し出しは無料(一人4冊まで)
※毎回11時から絵本の読み聞かせを行っています。
【すくすく文庫ブログ】http://ehonippai.exblog.jp/

八千代市に10年も住んでいるのに、そういえば1回も市内の図書館へ行ったことがなかった!!と、今更ながらに図書館めぐりを始めた私。一番最初に伺った勝田台図書館に引き続き、今回は緑が丘駅から徒歩5分ほどの場所にある「緑が丘図書館」へ行ってきました!

ここは八千代市内にある4か所の図書館のうち、最も新しく出来た施設で2004年にオープンしたばかり。今でこそインターネットの検索やパソコン利用の提供などがポピュラーになりつつありますが、当時はまだまだ全国の図書館でも珍しいITを取り入れた先進的な施設としてスタートしたそうです。
もちろん当時のままではなく、今はさらに充実したサービス提供を模索しているらしいので、そのあたりもお伺いしていきましょう!
※八千代市の図書館めぐり~勝田台図書館レポートはこちら

緑が丘図書館は「緑が丘プラザ」という建物の1階~3階にありまして、4階と5階は公民館として機能しています。駐車場は1階に9台分、高架下にある敷地外駐車場に12台分用意されているのですが、公民館と共用で台数も限られているので、駅から歩いてきたほうが確実。
徒歩4分ほどですが、駅から続く2階レベルの歩道を進めばあっという間に到着!

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・・・さーて、どこが入口なんだろう?
何しろ、ここにそういう施設があるというのは知っていたものの、こんなに近くまで来るのは初めて。やや挙動不審気味に外観を眺めていると、図書館の向かいに広がる“スポーツの杜公園”で遊んでいた子供たちが、外階段を駆け上がっていくのを見かけました。
あの階段が図書館の入口なのかと建物の前まで歩いて行きましたらば、発見!立派な1階正面口。

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館内の案内図を見やると、一般向けの図書室が3階、そして2階は児童図書室があって、さきほどの外階段は2階とだけつながっているようです。なるほどー、こんな立派な建物だけれど、小学生くらいのお子さんでも外階段を使えば気兼ねなく立ち寄れそうですね。
正面口のある1階は、入って斜め前に管理室や自習室があるためか、かなりシーンとした雰囲気。さっさと右側にあるエレベータ(奥に階段もあります)を使って3階の一般図書室へ!

フロアの雰囲気は・・・と紹介していこうかと思ったのですが、緑が丘図書館ならではのポイントを念頭に置いたほうが伝えやすいので、まずは図書館の方から伺った見どころからご紹介していきましょう。

ポイント1/調べものなら緑が丘図書館へ!
今まで市内各館がバラバラに図書を購入し、資料なども分散して持っていたそうなのですが、それぞれで中途半端に資料を持っていても調べものをする場合は不十分で、複数の図書館をまわったり、ほかの図書館からいちいち本をリクエストしなければならないという状況にありました。また、良い資料も生かされることなく各図書館に眠っている場合も多かったので、利便性を考慮し、市内に分散された資料をここ緑が丘図書館へ集約したのだそうです。

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そのため、今まで勝田台図書館に書籍保存室を設置しておりましたが、新たに電動書庫を緑が丘に設置したことで4万冊もの収納スペースが生まれました。ここには、文献のような本ばかりではなく、歌謡曲の雑誌なども保管されています。
「特に古い歌謡曲の楽譜が載っていたりするものは保存しています。他にも、ハローページも全国のものを最新版で取り揃えて、随時差し替えています。ちなみに、今は個人情報保護法の関係で古いものは処分せずにNTTへ返却しているんですよ。」

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この保存室には、新聞の縮刷版までずらっと並んでいます。ですが、市販されているものは東京版なので、地方記事は掲載されていません。それを補完するために、わざわざ図書館で新聞を切り抜いて、ずっと保管してきているんですって!しかも調べやすいようにオリジナルで索引も作成されています。
さらに、八千代市に関する記事だけを抽出した資料まで自作されていました。こちらは市内全館でコピーを所有しているので、緑が丘図書館以外でも閲覧することができるようです。ちなみに、この資料は一般図書室に置かれているので気軽に手にとれますし、見出しやキーワード別に索引も作ってあるので、大変調べやすい仕上がりになっていました。

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こうして資料を市内図書館から集約したことで、色々なメリットも生まれました。
今までは各館それぞれで購入していた年鑑なども買いそろえる必要がなくなったため、その分の予算が他の書籍にかけられるようになったそうです。また、今まで等分されていた予算を工夫することで、今まで手が出せなかった高価な書籍や資料なども購入できるようになったんですって!
「この本は、10万円以上もする高価なものなんですよ。」と教えてくださった分厚い資料、それが普通に本棚へ並べてあって、誰もが手に取れる状態になっているんです!
そんなに高価な本があるなんて今まで思いもしなかった!!これから資料を手に取る時は、手袋をはめたくなります・・・。

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「あらゆる資料関係を緑が丘に集約したわけではないんです。郷土資料については、市内で一番古い図書館である大和田図書館にすべてを集約しましたから、こちらに置いてある郷土資料は、さわりのポピュラーなものばかりで、冊数もごくわずかです。」
このように図書館ごとに役割分担をすることによって、今まで出来なかったサービスの充実化を図ることにつながったんですって。

ポイント2/レファレンス業務の充実
他に担う役割として、ホームページの維持などの電算関係、そして充実したレファレンス機能があります。
他の図書館でも、図書について相談したりできるレファレンス機能はあるのですが、場合によっては緑が丘図書館から回答するケースもあるようです。それだけ専門的にレファレンス業務に職員の方が特化できるということは、人員的に他の図書館よりかなり多いのかしら?
「職員の人数は現在5名のみです。他の図書館との違いといえば、貸出管理などの窓口業務全般を丸善に委託しているので、この人数でもレファレンス業務やイベント関係の充実化に取り組むことができているんですよ。」

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カウンターに設置されたパソコンには、レファレンスへの質問と回答内容が一覧で入力されていました。少し拝見させていただきましたが、大学生からレポートの内容について質問があったり、会社勤めの方から専門用語の質問があったりと、内容は本当に幅広くさまざま!
「レファレンスの役割というのは、直接答えをお伝えすることではありません。回答への道筋となるような、関連図書を紹介することです。けれども、的を得た回答をするには自分はその内容を把握しなければなりません。そのため、レファレンスはその都度、四苦八苦しながら色々と勉強する必要があるのです。」

最近はインターネットの普及で、用語についての質問は減ってきたそうですが、歴史に関する事柄などネットでは調べきれないこともまだまだ多く、やはり最後は書籍頼り!
とはいえ、どうやって調べればよいのか検討もつかない利用者も多いようで、レファレンス業務の内容はどんどん幅広く、さらに専門性の高い内容を求められてきているようです。中には、レポートの課題に与えられた「環境」について知りたいというような、漠然とした質問も少なくないそう。
「こうした質問には、まずその単語の意味を百科事典などで調べることで概要をつかんでもらい、その中から自分の興味が持てる事柄に絞って調べていくことをポイントに、図書館の活用方法をお伝えしています。レファレンスを利用されない学生さんの中にも、こうした書籍の調べ方を知っていれば参考になると思いますし、“環境”など取り上げられやすいテーマについては調べ方のポイントをまとめた紙を置いて、図書館をフル活用してもらえるよう工夫していければと考えています。」

ほかにも、本を執筆する際の裏付けとして本を探している方がレファレンスを利用する場合もあるんですって。こういったケースでは、市内の図書館ではなく、長崎図書館など地方図書館や大学図書館、さらには国会図書館にのみ保管されている資料なども多く、そのコピーを取り寄せてお渡しするといった対応までなさっているようです。

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そんなポイントを踏まえて、実際に一般図書室をまわってみました。

まず気になったのは参考図書コーナー!
他の図書館と同じような一般図書はもちろん用意されていますが、3,000冊以上もの辞書や辞典、白書などが集められた専用の一角が用意されているんです。こうした資料が、緑が丘図書館内には書庫に保管されているものと合わせると、一般図書の1割以上(7,000冊以上)にものぼるそう。もしこのコーナーでお目当ての資料が見つからなくても、レファレンスに問い合わせてみるといいですね。

さらに、なかなか探しにくい新聞記事などの情報を、パソコンで効率よく収集できるツールまで用意されていました。これは、日経テレコン21や朝日新聞のDB「聞蔵」、官報情報サービスといった「有料データベース」のことで、個人で利用しようとすれば閲覧するのに1記事あたり50円、PDFで新聞記事をそのままの状態で閲覧すると100円ほど負担しなければなりません。これを図書館では月額料金で購入していて、閲覧者に無料で提供しているのです。

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オープン当時は、図書館にこうしたインターネットを取り入れた図書館というのは少なかったようで、有料データベースの閲覧が出来るというのは県立図書館クラスなんだとか!
この情報は、希望する方にはコピー代はかかりますがプリントアウトもさせてもらえます。

他に目新しく思えたのが「就職・資格検定・起業コーナー」。
資格の取り方に関する本だけではなく、参考書までいろいろ取り揃えてあるというのは、今まで見かけたことがなかったような・・・。
「そうなんです、今までは資格の取り方だけは図書館で情報が得られても、図書館ではその勉強までは出来なかったわけです。こうした参考書などの学習書籍は、結構価格が高かったりしますし、思い立ってすぐ勉強を始められるということにもつながるのでは?
検定に向けて勉強するわけですから、なるべく新しい過去問題集を購入しなおすよう気を配っています。また、今以上に起業・ビジネスに関する本も導入していく予定です。」

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印象的だったのは、“八千代市の図書館として、ただ本を借りる場所だけではなく、市の活性化サイクルに入りこめるようなあり方を模索している”という言葉でした。起業に関する書籍を活用してもらって、八千代市で実際に企業を興し、お店が繁栄することで八千代市へ還元されていけば、確かに“単なる図書館”という位置づけには終わりません。
まだ試行錯誤の段階だとおっしゃっていましたが、こうした意識で図書館を運営されているということに驚き、またそういった目で図書館を見てみると、確かにいろんな工夫が施されていることに気が付きます。

例えば、ノートパソコンの貸出サービスもそのひとつ。
退職された方が、再就職で履歴書を作成する際にパソコンが必要になることもあるそうで、そうした方が無料でワードやエクセルを利用できるよう準備してあり、プリントアウトも紙を持参すれば10枚程度までサービスしているんですって!

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ちなみに、自分のパソコンを持ち込むことも出来ますし、インターネットに接続できる専用コンセント付きビジネスコーナーも設置してありました。こちらの利用は午前・午後の2部制になっています。
また、インターネットの利用ということであれば、メールのやり取りやページのコピーなどはできませんが、館内に常設されているネット利用端末も使用することが出来ます。使用する場合は、カウンターで利用券を発行してもらう必要があり、高校生以上の方で1日1回1時間以内という利用制限があるのでご注意を。

そうそう、こんなサービスまであるのにはびっくりしました!
新聞の閲覧コーナーに、折り込み広告まで置かれているんです。
「今までは折り込み広告を廃棄していたんですが、中には割引券がついていたり、新聞をとっていない方が目に触れない情報が入っていたりしますから、自由に持ち帰れるようにしたんです。また、求人情報だけはファイリングをして、見やすくまとめてありますよ。」

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ほかにも、勝田台図書館にも設置されていた「ヤングアダルトコーナー」をこちらでも発見!
児童書は卒業したけれど、一般図書を利用する際のきっかけとしても入りやすいコーナーです。ここには10代をターゲットに、身近な話題を取り上げた書籍がずらり。その頃に抱える心の問題や生き方について、また進路に関する本や、スポーツ・社会や物事を知るための1冊などなど、名作から今話題の図書までが、幅広く取り揃えてありました。
同コーナーの一角には、「八千代緑が丘図書館ヤングアダルト通信」という実際に市内中学校の生徒さんがオススメの書籍やその感想、季節の話題などを自作イラストを織り込んで仕上げたプリントも置かれています。同じ年頃の人がどんな本を読んでいるのか?これを参考に新しい本を手にするのも面白いかもしれませんね。

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緑が丘図書館には、スポーツの杜公園を見降ろした位置に「ブラウジングコーナー」というちょっとくつろいで雑誌などを閲覧できる場所もあります。新聞12誌、雑誌約160誌からお好きなものを選んで、肘付きのソファーやテーブルでゆったり過ごせます。

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雑誌は発売日当日に、図書館のホームページからネット予約がぱぱぱーっと入るそうですので、気になるものはお早目にチェックを!(→図書館の書籍詳細検索ページはこちら
新しく入荷した一般書籍については、新着紹介の棚へまずは並べられうそうなので、こちらもチェックです。ちなみに、ここの本は大抵すべて借りられていくそうで、本棚へ戻すのは返却時なんだとか。

市内で唯一のコーナーといえば、DVDやCDを視聴できるAVコーナーも外せません。他の図書館からでも、リクエストをすれば借りることは出来ますが、棚から直接CDを選んだり、館内で見たり聞いたりできるのはここだけ!

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ディスカバリーチャンネルや戦争関連の映像など、本では得られない情報を映像から知ることができるというのもミソ。国内外の映画やドキュメンタリーなど約400タイトルが登録されている常設DVD機器から、1日1本まで自由に選んで視聴できます。通常は電源が入っていないので、利用するにはカウンターへ声をかけると、整理券とヘッドホンを貸してもらえますよ。
この日も、兄弟で仲良くひとつのDVDを囲んでいる様子が見られましたが、ヘッドホンは複数差し込むことができるようです。管理用のパソコンで制御されていてリモート操作も対応しているので、もし操作がわからなくても、指定すれば画面を出してもらえるそうです。
貸出用のDVDには、なかなかレンタルDVD屋さんには並ばないようなドキュメンタリーものも、多くリストアップされていました。

AVコーナーには、DVDのほかにも音楽や演芸などのCDがあります。
DVDは盗難防止のために別に保管してあって、貸出リストから選んでカウンターへ申し出るのですが、CDは棚に並べてあるので直接手にとって選ぶことが出来ます。ちなみに、最近の人気はJ-POPでも洋楽でもなく、演芸の列に並べられている“落語”のCDなんですって!

DVDやCDは本と同じようにカウンターで借りられますし、返却期限も同じく2週間ですが、借りられるのは2点までで、貸出対象は中学生以上という制限があるのでご注意を。


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雑誌などが置いてあるブラウジングコーナー以外のテーブルなら、一般図書室を利用して持ち込みで勉強することも大丈夫だそうですが、ガッツリと集中して勉強したい!というにオススメなのが、1階の自習室。
利用者層は中学生や高校生など受験を控えている学生さんが多いようで、平日は満席になるほど!中学受験を希望している小学生が利用することも多いそうで、大人顔負けな集中力で頑張っているんですって。自習室が使いたくて塾に通うという話をよく聞きますが、ついリラックスしてしまう自宅で勉強するよりも、こういった場所のほうが効率良く集中出来るのかもしれませんね。

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「本当は個室感覚になるよう、パーテーションを立てることも考えていたのですが、閉館時などに別の目的で利用できるようにと、あえて長テーブルを置いた塾の教室タイプの自習室にしました。3人掛けのテーブルではありますが、ノートなどを広げて勉強しやすいように、整理券は一つのテーブルに2人というカウントで配布していまして、全部で28名が座れるようになっています。
もちろん勉強だけではなく、図書館の本を持ち込んでご覧いただくこともできますよ。」

自習室は無料で利用することができますが、勝手に入って好きなだけ使えるわけではありません。午前と午後でそれぞれ整理券を配布しているので、3階一般図書室のカウンターへ事前に取りにいくシステムになっています。
この整理券は席と連動しているので、好きな場所を選んで券を取ることが出来ます。また、午前の利用時間は9:00~12:50まで、その後10分の間に掃除を行ったあとに入れ替えられ、13:00から平日は18:45まで、土日祝は16:45まで利用することができます。
基本的には午前午後を通して利用出来ませんが、午後の整理券配布が12時から開始されて13時の時点で空きがあれば、また整理券を受けとった上で午後も再び利用することは可能だそうです。

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さてさて、そんな学びの雰囲気満載な3階一般図書室や自習室から一転して、2階の児童図書室はとっても和やか!
幼児~子供向けの絵本や児童書、中学生向けの図書などが置かれているこちらのフロアでは、子供でも一番上の棚まで十分手が届くように本棚がかなり低く設置されています。また、各棚に並ぶ本の種類を紹介した見出しも、一般図書室に比べて分りやすく、より具体的な仕分けになっていました。

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さらに、図書館全体で設置されていましたが、誰でも自由に出入りできる施設ということで、防犯カメラやベルがいたるところにありました。その様子も2階の事務室内にあるモニタで常時確認されていますので、子供だけで図書館を楽しめるよう安全にも配慮されたつくりになっています。

2階のエントランスには、飲食もOKの自由に使えるスペースもあるんです。見かけたときには、小学生の子供たちが集まって、春休みの宿題なのか、何やら一生懸命勉強していました。
一般図書室と一緒だと利用しづらいという子育てママにも、2階なら気軽に集まって楽しめそうですね!

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楽しめるといえば、緑が丘図書館では定期的にイベントが行われているのですが、この日も子供向けのイベントが2つ開催されていました。
2階児童室の奥に専用スペースがあって、靴を脱いで入る部屋になっています。ここでまずはブックカバー講座が行われました。予約制のイベントでしたが、丁度春休み中ということもあってか満員の盛況ぶり!

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前に立って教えてくれる先生1名と、子どもたちのそばで教えるサポート役の職員の方が2名の計3名の方に見守られながら、小学校低学年~中学年くらいの子供たちがテーブルを囲んで真剣に作業を進めていました。
「練習用に用意しました白い紙で、まずはブックカバーの折り方を練習してみましょう。出来上がったら、好きなスタンプを押したり、パンチで型抜きした折り紙を貼ったりしてデザインしていきますよ。練習が終わったら、本番用の和紙で好きなように作ってみてくださいね。」

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ひとつひとつの折り方を、ゆっくり丁寧に指導していく先生について、今日集まった女の子たちはおしゃべりもせず必死で折っていきます。そして1時間後、皆さんとっても上手に出来あがりました!
こうした楽しい工作を通じて、丁寧に本を扱う気持ちも芽生える素敵なイベントでした。

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さらに、15:40からは毎月定期的に開催されているお話会も行われていました。こちらは予約制というわけではなく、その時間に合わせて子供たちが集まってきているようです。4歳~を対象とした内容で、まずは5~10分程度の素話で興味を引き込み、それから絵本を読んで、その絵本の紹介をするといった30分程度のイベントです。

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もう少し小さい2~3才児を対象としたお話し会も、こちら緑が丘と大和田の図書館で毎月不定期に開催されています。それにはお母さんも一緒に参加できて、手遊びやわらべ唄などを楽しみ、それから絵本を読んで、お母さんにその絵本の紹介などをするそうです。

こうした子供向けのイベント以外にも、月いち程度で大人向けのイベントも企画されています。例えばこの4月は折り紙講座が開かれて、6名ほどの募集で鯉のぼりの飾りをつくるといった内容だったそうです。
「折り紙の本も数多く図書館には置いてありますが、やはり実際の折り方を指導してもらいつつ作ってみないことには、どうしても分らない部分も多いですよね。このイベントに合わせて折り紙の書籍を紹介したり、図書とのリンクも踏まえた企画を、今後も少なくても月1回は行っていきたいと考えています。」

※市内図書館のイベント情報はこちら/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/modules/eguide/

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この折り紙講座の講師には、季節ものの飾り作りに携わっていた職員の方が担当し、限られた予算の中で興味を持ってもらえる企画作りに励んでいらっしゃいました。そのために、ボランティアの方々にも協力していただいたり、市内にお住まいの方にも色々な形で参加してもらっているようです。
「今は、講演会タイプの“図書教養講座”と、図書館の利用方法やホームページの閲覧方法、操作方法などを具体的にお伝えする“図書活用講座”という2パターンのイベントも企画しています。
平成17年11月に開催した図書教養講座では、病気に関する本を執筆された方に直接お越しいただいてお話をお伺いしました。限られた予算で実施できたのも、八千代市内にお住まいの作家さんで快くご協力いただけたということがありました。また、図書活用講座でパソコンに触れていただく機会をつくるために、同じ建物内にある公民館のスペースを借りるといったこともしています。」

今後は、どうしても図書館の利用が少ない世代の高校生~大学生向けの講座も開いて、活用方法を伝えていく機会を作っていきたいとのことでした。中学~高校生くらいになると、どうしても勉強時間に重点が置かれて、読書をする時間というのが十分に取れなくなってしまうというのが背景としてあるようです。それでも、本から得られる知識の重要性は、勉強に代え難いものがあると、図書館の方はおっしゃいます。
「幼児期~小学生の時期は、頻繁に図書館を利用してくれますが、その時期に触れる図書というのは娯楽的要素が強い傾向にあります。そのあと、中学生になって利用率が減り、高校~大学と進むに連れて、どんどんと利用率が下がっていくんです。大人の利用者で多いのは20代後半~30代なのですが、その前がぽっかり空いてしまっているのが現状です。
受験には一見関係はないかもしれませんが、大人になってから読むのではなく、その年齢で触れた書籍によって、今後の進路の可能性を広げるチャンスもあると思うのです。例えば、星に関する書籍を通じて志望学部の選択肢が広がったり、感動する職業を見つけて進路を再検討したくなったり。娯楽としてではなく、人生の糧として本をもっと取り入れてもらえればと考えています。」

“娯楽”としての図書館から、自由自在に“知る”ことが出来る図書館へと利用のスタイルを移行できるかどうかは、知りたいことが自身で調べられるという“本を探す力”が左右するそうです。これを小学生や中学生のうちに身につけておけば、高校~大学生になっても引き続き図書館を有効活用してもらえるはずです。そのためにも、高校生や大学生を対象とした図書活用講座イベントの実施や、地域の学校との協力体制を強めていきたいとお話なさっていました。
そうそう、ちゃんと2階の児童図書室にも専用のレファレンス窓口や検索端末が用意されていて、大人と同じように図書館を“活用”する環境が整っていました。

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そんなお話を伺っている中で・・・ふと疑問。
ところで私は、きちんとお目当ての本を探せるんだろうか?

「よく子どもたちに本の探し方について紹介するときには、『奈良の大仏の頭のブツブツって、何個あると思う?』『下駄の数え方ってなんだろう?』など、その答えが分る本を探してきてもらったりするんです。なび子さんは、その場合どうやって調べますか?」

そうですねー、大仏に関する本を探したり、モノの数え方の本を見つけに行きたいと思いますが・・・。

「では、その本がこの図書館のどこにあるか分りますか?」

文化っぽい列を探してみようかと・・・あ、でも数え方はさすがにどこにあるのか、ぱっと頭に浮かばないですけれども、ごにょごにょ・・・。

「大抵、図書の見出しというのは内容を反映しているものです。なので、設置してある検索端末などを活用していただくのが一番手っ取り早いですよ。“検索キーワード”に、手にしたい内容を入力してみます。この場合でしたら、“奈良”と“大仏”とか、“数え方”などでしょうか。検索結果にはズラリといろいろな本が表示されると思いますが、そこからそれっぽい1冊を選んでみて、まずはその本がある分類をチェックして本棚へ向かってみることです。そして、その1冊にこだわることなく、その周辺にある本を手に取ってみることがポイントです。大抵関連図書がたくさん置いてありますし、自分が思いもしなかったような見出しの本に掲載されていることもあるでしょう。
そして、さらに大切なのは、本を手に取ったら目次や索引を見てみること、それでも掲載されているか分らなければパラパラと中を見てみることです。最近の傾向として、子どもたちは目的の本を手にすると、知りたい事柄が全部その1冊の本に掲載されていると思って別の本を探そうとしないことが多く、本を見つけると中を見ようとしないのです。
まず開いてみることを子供に伝えたいですね。1冊の本にすべてが載っているわけではなく、色々な本に関連の文章が載っています。それぞれをピックアップして自分の中で総合的に理解し、まとめていく力を養っていくことで、得たい知識を自在に手にできるようになっていくのです。」

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最後に、図書館の方からこんなコメントもいただきました。
「図書館では、どんどんレファレンスを活用して欲しいと思っています。レファレンスへ届いた質問によって、職員は一生懸命その回答を模索するわけで、その知識を糧に、さらに良いアドバイスが出来るように成長していきます。その街の図書館に良い司書がいるのは、良い利用者がいるからと言われるように、図書館を育ててくれるのは実は市民の方々なのです。
お腹痛くなったり、ちょっと風邪気味かな?というときに、私たちがとりあえず病院へ行ってみるのと同じように、困ったことがあったらまず図書館へ行ってみよう!というくらい日常的に図書館を活用してもらえるようになりたいんです。」

にこやかながらも、そんな熱い願いを語っていらした職員の方からは、単に図書館を維持するだけという脱力したオーラは微塵も感じられません。心から八千代市の図書館を良くしたいと考えていらっしゃるんだなぁと、感動するばかりでした。
なかなか子供が小さいとゆっくり図書館を利用する機会も持てないんですが、まずは児童図書室からデビューしていって、子供が「お母さん、これどういう意味?」とか質問するようになったら、一緒に調べに図書館へ足を運べたら・・・と思いつつ、緑が丘図書館をあとにしました。

同じ市内の図書館を2か所まわってきましたが、これだけ色々な違いがあって、さらなるお話が聞けるなんて思いもしませんでした。八千代市には、あと大和田図書館と八千代台図書館という2つの施設がありますが、馴染みの図書館とは違った楽しみを求めて、図書館めぐりを楽しんでみてはいかがですか?

●緑が丘図書館 047-489-4946
千葉県八千代市緑が丘3-1-7緑が丘プラザ1階~3階(地図
アクセス/八千代緑が丘駅から徒歩5分
駐車場/有り・敷地内9台&敷地外12台(緑が丘公民館と兼用)
※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間/
一般室(3階)火~金 9:00~19:00、土日祝 9:00~17:00
児童室(2階)火~日・祝 9:00~17:00
※ただし、7~9月のみ児童室は平日18時まで開館
休館日/月曜日・館内整理日(1月~11月の各末日、平成19年は12月21日〔年末の整理日は毎年変わります〕。ただし土日祝月に当たるときはその前の金曜日)・年末年始12月28日~1月4日・その他特別整理期間
八千代市立図書館ホームページ/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/

〔関連レポート〕
2007年12月16日 八千代市の図書館めぐり~勝田台図書館

最近、ようやく絵本の中身に興味を持ち始めたなび息子。

今までは読み聞かせてみても、ページをめくる動作に面白がったり、本を箱から出したりしまったりという遊び方しかしませんでしたから、音の鳴るような仕掛け絵本や、単純に大人目線でかわいいと思ったキャラクターの本ばかり買っていたのですが・・・そろそろ「質」にこだわった絵本選びが必要なのかも。

豊かな文章表現だったり、挿絵がすばらしいとされる、いわゆる「良い絵本」は本屋さんでも山のように紹介されていますが、そういう良質な本って、結構なお値段がするんですよね。年末ジャンボでも当たれば目につくものを端から買いまくれるかもしれませんが、そういうわけにもいかぬが現実。
うーん、どれがなび息子のウケがいいだろう??
どの本がいまのなび息子にとって良い本になるんだろう??
何冊も手に取り手に取り、迷う迷う。

そんな話をママ友達にしてみたんですが、目からうろこが落ちるような一言が返ってきました。
「私は図書館をよく利用してるよ。色々な絵本が沢山借りられるし、ついでに自分の読みたい本や雑誌も選んだりできるし、結構面白いのよ。」

・・・おお、そうだった!
こういう時こそ、図書館を利用すればいいんだ。

八千代市内には、現在「勝田台」「緑が丘」「大和田」「八千代台」の4ヶ所に図書館が設置されていますし、皆さんもご自宅近くの図書館に足を運んだことがあるかと思いますが・・・そういえば私ったら、まだ八千代の図書館ってどこも利用したことが無いんだった!
それこそ場所も分からなければ、利用方法も知りません・・・。

中学、高校時代は、当時住んでいた地域の図書館へ頻繁に出入りしていましたが、八千代に越してきた大学~社会人頃には、めっきり図書館に縁遠くなっておりまして・・・。
思えば、本が読みたいときは書店へ行くし、調べものはパソコンで済ませてしまったりと、いつの前にか「図書館へ行く」という選択肢が自分の中から消えていたんです。

よし。ここは一念発起、八千代市の図書館めぐりをしてみるか!

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記念すべき一ヶ所目は、八千代市勝田台市民文化プラザ内にある「勝田台図書館」。駐車場は市民文化プラザと共用になっていて、台数もかなり限られているので、隣接している100円パーキングへ駐車しました。目の前にはバス停もあるし、勝田台駅にもそんなに遠くないので、次は電車で来ようかな・・・。
図書館は、橋のような通路を渡った先にあるプラザ1階の、入ってすぐ左手にありました。

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なんだか学校の図書館を思い出すような、落ち着いた雰囲気です。入ってすぐ左に新着図書や雑誌がちょっとオシャレな感じで置かれていますが、通路を挟んだ右側からは背の高めな書籍棚がずらーり。
左奥の一角は、絵本や子供向けの本が集まっているようです。

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正面奥に、貸出・返却を行ったりするカウンターがあるのですが、すぐ右側には座ってゆっくり本などを閲覧できるテーブル席が設置されています。緑が丘図書館などは学習スペースが専用に設けられているのですが、勝田台図書館ではここのテーブルを学習スペースとしても解放しているとのこと。
それ以外にも絵本コーナー内にテーブルが置かれているものの、あまりゆとりのある広さではないため、通路の空きスペースなどを利用してところどころにイスを用意して、少しでも多くの方がゆっくり図書館を楽しめるように工夫しているそうです。
館内の様子も気になるけれど、まずは一度も利用したことのない身です。図書館の利用方法を伺ってみなければ!!

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貸出窓口などとは別に設けられた案内窓口で、初めて利用するんですが・・・と伝えると、「利用券はお持ちですか?もしくは、過去に作ったことがありますか?」と確認されました。
市内の図書館を初めて利用する場合、まずは「利用券」を交付していただく必要があるそうです。この利用券は市内のどの図書館でも利用できる共通カードなので、既にお持ちの方は初めて利用する図書館であっても登録の必要はありません。

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利用券の交付は、このカウンターで手続きをするんだそうで、「利用券交付申込書」に氏名や生年月日、住所など必要事項を記入するよう差し出されました。この申込書と一緒に、本人確認が出来る身分証明書を提出すれば、すぐこの場で発行の手続きをしてくれます。
ちなみに、身分証明書は、免許証や保険証、学生証、自分宛のハガキなど、住所確認出来るものであれば大丈夫。なお、中学生以下の場合は信用ベースだそうで、身分証明書を提出する必要はありません。

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職員の方が登録作業を済ませると、すぐにカードを交付してくれました!間違いのないよう、渡されたすぐその場でカードに名前を書いて完了です。一度発行された利用券に有効期限はありませんが、5年間一度も利用しなかった場合は、自動的に無効になってしまうそうなのでご注意を。

初めて利用する人には、職員の方が借り方などの説明をしてくれます。頂いたパンフレットを手元に、色々と丁寧にお話をしてくださいました。
「本は何冊でも借りることが出来ますので、借りたい本と利用券をカウンターまでお持ちください。貸出期間は2週間となりますので、それまでに返却カウンターへお戻しください。閉館後や休館日(月曜や月末の館内整理日)なども、外にブックポストを設置しておきますので、そちらに返却することができますよ。」

本のほかにも、DVDやCD、ビデオを借りることができるのですが、ここ勝田台図書館には置いてありません。その場合はリクエストすれば良いそうです。
「DVD・CDは緑が丘図書館、ビデオは八千代台図書館にのみ置いてあるのですが、一日一回物流便を巡回させているので、リクエストをしておけばどの図書館でも受け取れることができるんですよ。返すのも、市内の図書館であればどこで返却しても大丈夫です。もちろん、AV資料だけではなく本についても同じです。
もしお探しの本が市内の図書館に無い場合は、購入したり、絶版の本など入手困難なものでも市外の自治体から相互貸借するなどして、出来るだけご要望にお応えしています。なお、AV資料は図書館にあるものに限らせていただいてまして、ご返却についても、壊れやすいので必ずカウンターへお戻しいただいていますのでご注意くださいね。」

誰にも借りられていない場合は、翌日には別の図書館から本が届くそうですが、丁度貸し出されてしまっていつ届くか分からないケースもあります。・・・やっぱり、こまめに確認しに来ないといけないんですか??
「いえいえ!届いたらこちらからご連絡する仕組みになっているんですよ。予め電話かメールのどちらでご連絡するかをお伺いしまして、届き次第お知らせしています。」

予約方法は、カウンターなどに置かれた「リクエストカード」に記入するか、もしくは館内に設置された利用者用端末機、図書館ホームページ(http://www.library.yachiyo.chiba.jp/)、携帯サイトのいずれかから直接予約することもできるそうです。
※後者を利用する場合は、利用券の番号とパスワード(小学校5年生から発行可)が必要です。パスワードは利用券発行後、自分で館内に置かれた端末か、ホームページにアクセスして登録します。
→パスワード登録/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/csp/yplw/cal950.csp?Phase=651


こうした予約・リクエストや、図書館内にある本などを検索することができる機械というのが、こちらの端末機です。ちなみに、検索するだけならパスワードは必要ありませんので、まだパスワードを設定していない方や小学4年生以下であっても使用することが出来ます。

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タッチパネル式になっていて、探したい資料の種類(図書・AV・雑誌)のボタンに触れると、本などの名称か作者名から検索できる画面が表示されます。
試しに「あるはれた」と入力してみたところ、「あるはれたひに」という絵本が3件ヒット。題名にタッチすると、その本がどの図書館に置いてあって、現在貸出中かどうかなどが分かるようになっています。

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図書館では、本のあらすじや著者紹介などのデータを購入しているんだそうで、登録してあるものについては“資料の内容をみる”というボタンから閲覧することもできました!

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こうして検索した本を、実際に借りたい場合は、利用券番号とパスワードを入力すれば、この画面から直接予約ができるんです。また、この検索結果はレシートのような紙にプリントして、パスワードを持っていない方がリクエストカードに添えてカウンターに持って行ったり、職員の方に質問するときに利用したりすることが出来るようになっています。

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予約は1日に5件まで、一人あたり最大15件まで登録できるそう。そんなに登録することがあるかしら?なんて思いましたが、今話題の「ホームレス中学生」を検索してみたら、なんと予約が209件!!こりゃ、しばらく借りれなそうです・・・人気の本ばかりを予約すると、確かに15件は妥当な数字かも。予約のシステム、上手に活用したいですね。
ちなみに、平成13年12月から図書館のホームページで図書の検索・予約が出来るようになったそうですが、今年10月のリニューアルで、さらに予約の取消しや、携帯サイトからの予約手続きができるようになったそう!平日外出先から予約をして、ゆっくり週末に借りに行ったり・・・など、自分のライフスタイルの合わせた図書館の利用が、どんどん広がりますね!

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図書館の利用方法を教えていただいたあと、この勝田台図書館の特色についてもお伺いしてみました。

「市内4ヶ所ある図書館のうち、唯一ワンフロアーに全部の図書が納まっているというのが大きなポイントでしょうか。館内は、一般コーナー、児童コーナー、ブラウジングコーナーと大まかな区分けをしていますが、階を移動することなく子供も大人も同じフロアを利用できるというのは、いろいろな本に触れる機会が広がるという意味でメリットになっていると思いますよ。」

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←クリックすると拡大表示されます。

とはいえ、ワンフロアーということで限られてくるスペース問題。そうした中で、いかに利用しやすい環境をつくるかに工夫を凝らしていらっしゃいました。
「特に絵本などは、表紙を見せるような置き方をした方が、興味を持っていただきやすいんです。スペース的に十分なレイアウトができないので、本棚の上などを活用した空間づくりを心がけています。」

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本の配置にも利用者の視点を配慮したつくりに。
例えば、特に人気のある料理や手芸など家庭関係の本は、すぐに目のつく入口付近に配置されています。また、自分や家族が患う病気について調べる方が多いそうで、医療や病気に関する本棚は、利用者が目につきやすい位置へ並べられていました。
「ただ、本を種類別に並べているだけでは興味を惹くことができません。そこで、書店のようにテーマを決めて関連図書を集めたりする工夫もしているんですよ。この“ヤングアダルトコーナー”も、取り組みのひとつです。」
入口からカウンターまでの通路沿いに設置されたその本棚には、職員の方が中学生~高校生の方にぜひ読んでもらいたい!と思うような本が、集められていました。心の問題をテーマにしたものや、中高生が悩むようなことを取り上げた本、世の中の話を紹介するような内容のものなど、なかなか当時の自分だったら手に取らなそうなものまで置いてあります。
このヤングアダルトコーナーは、勝田台図書館のほかにも緑が丘図書館で設置されているとのことでした。

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また、一般向けにも毎回トピックスを決めて、関連図書を紹介するコーナーが設けられていました。例えば“アンデルセン生誕記念”にアンデルセンの物語を集めて展示するといったように、新聞記事などで話題になっているものを主に取り上げているそうです。こうした取り組みは、市内図書館のすべてで実施していて、トピックスが重ならないよう4館で調整をしているんですって!
ちなみに、この日に設置されていたのは、江戸東京博物館の会館15周年記念企画で夏目漱石をテーマに催しが行われていることに関連づけた「夏目漱石コーナー」。夏目漱石についての紹介とともに、著書や伝記的な本などが集められていました。

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図書館では、さまざまなイベントも行われているそうです。
例えば、子供向けの読み聞かせ。4歳~小学校低学年向けの「おはなし会」は前各図書館で行われているそうで、ここ勝田台では毎週水曜日に2階の“おはなし室”で開催されています。また、より小さな幼児向けイベントも、大和田図書館と緑が丘図書館で行われています。
各館オリジナルのイベントも企画されていて、勝田台図書館でもボランティアグループの協力で「大人のための朗読を楽しむ会」が2ヵ月に1回催されているそう。

「年に1回のリサイクルブックフェアーも好評のイベントですよ。古くなった本や除籍した本、またこのフェアーに合わせて1ヶ月前位から市民の方々に本を寄贈していただきまして、それらを何冊でも無料で差し上げるというものなんです。今年は11月に八千代市教育委員会庁舎内の会議室で行いましたが、大雑把ながらも箱に分類をしまして、選んでいただきやすいようにしています。毎年秋~冬の時期に開催していますので、来年はぜひご参加くださいね。」

※各図書館の最新イベント情報/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/modules/eguide/

職員の方に図書館の利用方法をいろいろお伺いしたあと、特に気になっていた絵本コーナーを見まわってみました。

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単にあいうえお順で絵本が並んでいるイメージしかなかったので、こうしてちゃんと0歳~3歳向け、幼稚園年少さん向け、など対象年齢に合わせた絵本が揃っていることにびっくり!こんな風にまとまって置いてあると、私みたいにどんな絵本を選んだらいいのか迷っているママには、良い目安になります!

そのほかにも、大人向けには夏目漱石コーナーが作られていたように、子供向けの特設コーナーも!今月は動物がテーマになっているようで、動物園などで親しみ深いものから、イルカのような海獣まで、さまざまな動物の表紙が並んでいるのを見るだけで、子供でなくとも興味を惹かれてしまいます。

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一般図書の棚と隣接するあたりでも、子供が丁度手を伸ばしやすく、目を惹きやすい最下段には、小学校低学年に入るかどうかくらいの子供向けの本が陳列されていたりするのを見ると、絵本から一般図書へ少しずつ誘導するきっかけづくりとして工夫しているようにも見えます。
また、貸出図書のランキングを掲示することで、今まで読んだことのない本に興味を持たせるようにするなど、職員の方が利用者の立場を考えた図書館づくりをなさっているというのが、ひしひしと伝わってきました。

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「この勝田台図書館は、学びたい・本を読みたい・知識を得たいといった市民の方々に、心地がいいなと思っていただけるようリラックスした空間づくりを心がけています。陳列方法や本の紹介だけではなく、レファレンスとしての機能もどうぞお気軽にご活用いただければと思っています。お声掛けいただければ、どんな情報や資料が必要なのかを一緒に探すお手伝いをいたしますよ!もちろん、学校の宿題の直接的な答えになるようなことは答えられませんが、“こういう本に載っていますよ”という、知的欲求を引き出すきっかけづくりをサポートします。」
色々と説明をしてくださった職員の方は、最後にそうお話されていました。

一度も利用したことがなかったので、なかなか最初の一歩が踏み出せませんでしたが、利用してみると本当に簡単に借りられて便利ですし、何より本屋さんよりもずっと落ち着いて選べるこの空間!
何とも言えない“癒し”の感覚を覚えました。

今度は緑が丘図書館あたりに行ってみようかな。

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●勝田台図書館 047-484-4946
千葉県八千代市勝田台2-5-1勝田台文化プラザ1階(地図
アクセス/京成勝田台・東葉勝田台駅から徒歩5分
駐車場/有り・13台(勝田台文化プラザと兼用)
※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間/火~金 9:00~19:00、土日祝 9:00~17:00
休館日/月曜日・館内整理日(1月~11月の各末日、平成19年は12月21日〔年末の整理日は毎年変わります〕。ただし土日祝月に当たるときはその前の金曜日)・年末年始12月28日~1月4日・その他特別整理期間
八千代市立図書館ホームページ/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/

〔関連レポート〕
2008年04月18日 八千代市の図書館めぐり~緑が丘図書館

まだまだ生まれたばかりだと思っていたなび息子も、あっという間に1歳を迎えて、よたよたと歩くようになりました。あっち行けば、テーブルのイスに「ごん!」。こっち行けば、テレビ下のビデオデッキを何やら操作。予測不可能なその行く先に、だめよー!それはナイナイねー!と、必死について回る日々を送っているわけですが、その度に思うことと言えばただひとつ。

「もっと自由に、のびのびと遊ばせてあげたいなぁ。」

お外遊びで歩き回らせるという手もありますが、まだ1歳すぎくらいだと上手にお砂遊びもできないし、大きい遊具はまだまだ難しいし、かえって一秒たりとも目が離せない感じ・・・。

そんな悩みを抱えるママにありがたーいお遊びコーナーが出来たと聞き、先日なび息子を連れて遊びに行ってきました!八千代市内ではありませんが、クルマでちょいちょいと行ってきたのは船橋ららぽーとのお隣にある「ビビットスクエア」でございます。

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9月の初め頃から期間限定で設置されているのが、ビビットスクエア1階の生鮮市場「スーパーバリュー」の向いに位置するこちらのキッズスペース「リトルツリー」です。6歳までの未就学児が対象年齢だそうですが、メインは1歳~4歳。まだまだダイナミックな遊具で遊べないような子供たちを対象に考えられたキッズコーナーだそう。
ショッピングセンターのキッズコーナーと言えば、プレイマットが敷き詰められている中に、絵本や大きなぬいぐるみ、柔らかい素材の積み木などが置かれているようなイメージがありますが、ここは「有料の預かり施設?!」と見紛うほど、見るからに良質そうな木製の遊具や玩具で溢れてます。とても無料とは思えないクオリティで、大人でもぱっと目を惹かれてしまうようなこの空間、実はとてつもなく深ーいこだわりから作られた「レンタルキッズコーナー」なんですって!

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「わいわい走り回って楽しむタイプのキッズコーナーではなく、“お家で出来ない”お家遊びが出来る場所を提供しているんです。」と語るのは、このレンタルキッズルームをビビットスクエアに貸し出している株式会社IKEYAの池谷さん。(注:似てますが、スウェーデンの家具メーカーではありません。)
リトルツリーのキッズコーナーは、あえて中央に大きなテーブルを置いたり、大きな遊具をレイアウトしたりすることで、子供たちが走り抜けられないような設計を心がけているそうです。また、遊具に木材を使うことで、万一頭をぶつけたりしても金属やコンクリートほどの衝撃が無いという安全性にも気をつけているとか。
ただし、こんな保育所のようなキッズルームですが、保育士さんを置いているわけではありません。子供たちを見守るのはもちろん保護者の役目!ママたちの自主的管理に任されたスペースです。

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まだあんよが出来ない子供でも安心して遊べるよう、1歳未満の赤ちゃん専用スペースも確保されています。「ごっちん」しないように物はあまり置かれていないものの、不安定なお座り赤ちゃんでも楽しめる厳選おもちゃを置いているということなんですが・・・こ、これはビーズコースター!!ママ友達の家に置いてあったんですが、お子ちゃま全員が黙々とハマっていた伝説?のおもちゃだわ!

そんなビーズコースターをはじめ、ここにはなかなか自分の家には置くことの出来ないような大型のおもちゃや、買い揃えることが難しい良質な木製おもちゃが溢れていました。

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こちらはDEN(デン)という大型遊具。英語で「居心地の良い住み家」という意味だそうで、実際に中に入って遊べる基地のような遊具です。ここには現在ネズミや潜水艦、お城を模したDENが置かれていますが、すべてIKEYAのオリジナル。動物や乗り物など子供たちにとって身近なものをテーマに、全部で200種類以上のDENが用意されていて、目標の500種類へ向けて今も着々と増え続けているそう!
単なる「家」ではなく、どこからでも中が見えるように窓が配置されていたり、手を挟んでしまうような隙間や子供が登ってしまわないように屋根をなくしたりすることで、子供とママ両方にとって安心・安全な遊具に仕上げられているんです。

さらに驚くなかれ。
このDENをはじめ、ここに置いてあるおもちゃは4ヶ月に1度ローテーションされるんですって!このメンテナンスサービスが、リトルツリーの安全性や独自色を支える大きなポイントなんです。
キッズコーナーという場所柄、おもちゃに歯型がついてしまったり、汚れてしまいやすかったり・・・そんな衛生面の不安をも解消するべく、メンテナンスの際にはDENもおもちゃも全て回収し、クリーニングし終えたほぼ新品な状態のものと交換・設置し直すらしいのです。
「回収したものは、薬を一切使わずに水とやすりだけで汚れを落とします。キズやへこみも丁寧に手作業で修復しますよ。削ったりして面を整えたあと、ここのおもちゃに利用している水性塗料で塗装しなおすんです。この塗料にもかなりこだわっていまして、一般的には1缶500円程度のものを使用しているところ、うちでは“ベンジャミンムーア”の無鉛塗料など1缶1万円近くするような良質塗料を採用しているんです。
鉛が入らないので発色は良くありませんし、その分きらびやかでもありません。けれども情緒を大切にナチュラル感を残した仕上がりになるので、子供にとっては最適なカラーです。」

池谷さん自身、昔から鼻が弱くて塗料のような匂いのきついものは苦手だそうです。大人の自分でも辛いと感じる塗料が、デリケートな子供にとって良いはずがない!そうした信念から探し求めたこの塗料、なんと匂いが全然気にならないんだそう。オフィスの一角で塗料を使っても、すぐ隣のデスクで仕事をする人が気付かないほどなんですって!

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こうして再びきれいになったおもちゃ達は、また違うリトルツリーのキッズコーナーへと配置されていくのです。このローテーションシステムによって、DENも新しい種類に変わって模様替えされるので、清潔さが保たれるだけではなく新しいおもちゃで遊べるという新鮮さも生み出されているんですね。
ちなみに、20冊ほど置かれている絵本も、ローテーションのたびに別の場所から回収された本と差し替えられていくんですって!この絵本もおもちゃと同じく、厳選された良質なもの。絵本選びに困っているママにも、嬉しいサービスです。

さて、こちらはDENの中。
ベンチなどがあるだけではなく、子供たちの興味を惹きつける小技が色々と隠されておりました。かぼちゃのDENからちっとも出てこないなぁ・・・と、なび息子の様子を覗いてみると、手にはスタンプのような取っ手付きの丸いものが。それを壁に向かってペッタンペッタンしてます。
ここは、マグネットのパーツを貼り付けられるコルクボードが設置されたDENでした。直接鉄板に貼り付けると、磁力が強すぎて子供たちがうまく遊べないので、上からコルクボードを貼ることで調整したそうです。

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リトルツリーのスペースには、積み木のようなおもちゃもたくさん転がっています。四角いものがあれば、面白い形をしたパズルのようなブロックだったり。これらはDENを作る際に窓をくり抜いたり、板を切ったりしたときに残る端材だそう。自然な木材の色味や模様は、どれ一つとして同じものがなく、握ったときに感じる滑らかな表面は、プラスチックのそれとは違って趣きがあります。
「積み木は万能のおもちゃなんですよ。並べたり組み合わせたり、見たて遊びをしてみたり。ひとつひとつを眺めるだけでも面白い。それにもうひとつ、木がぶつかる音というのは、金属音や電子的な音と違って集中力を妨げないんですよ。」

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積み木やDENの断面を見ると、何層もの板が貼り合わされているのが分かります。これも、出来る限り無駄な端材を出さないようにするための工夫なんだとか。
「厚い板1枚で作ろうとすると、どうしても多くの無駄が出てしまいます。そこで、薄くスライスした板を何枚も重ねて木材を作っているんですよ。ここの木材は、主に北海道産のシナ材を利用しているんですが、このシナの木というのは表面が非常に滑らかで優しい肌ざわりなんです。そうそう、合板を作るための接着材も、無添加のでんぷんのりを使っているので安全ですよ。」

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DENやキッチンセット、1畳ほどもあるロードジオラマなどの大きいおもちゃはオリジナルで作成したものだそうですが、おままごとセットや電車、レールなどの小物系は、市販されている良質なおもちゃを取り入れているそうです。
「スウェーデンを代表するブリオ社のおもちゃや、リサイクルのゴムの木を使用したプラントイ社のおもちゃなどを主に置いています。
また、採用の決め手として、“業務用に耐えられるかどうか”という点も大きく左右します。一般のご自宅で利用する分には十分な耐久性があっても、キッズルームでは沢山の子供たちが色々な使い方をしますので、例えばある程度厚みがあって簡単に折れない仕様になっているか、危険な要素が無いかどうかなど、色々と検討した上で取り入れているんです。」

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このビビットスクエアのリトルツリーは、まだ仮スペースということで床はじゅうたんになっていますが、実際には床面に衝撃吸収材を貼り合わせたコルクが敷いてあるそうです。保温効果があるので、長時間座っていても足が冷たくなったりしませんし、もし転んだとしても大きな怪我を招きません。また、じゅうたんだと表面が不安定なので、積み木がうまく積み上げられませんが、コルクなら大丈夫。
「積み上げられないから、子供は飽きて積み木を投げつけて遊び始めてしまうんです。集中して遊べる環境を考えていくと、こうした細かな気付きが重要だったりするんですよ。」

こちらはIKEYAオリジナルのロードジオラマ。芝生部分は緑のカーペットになっていて、よりリアリティに溢れた仕上がりになっています。

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自分が子供のときを振り返ってみると、こういうジオラマだったりサーキットが用意されていると、それだけでワクワクした気分になった思い出があります。車を走らせて、電車がトンネルをくぐって・・・そのうちDENを車内に見たてて遊びだしたり。
自宅で用意してあげられればとも思いますが、1畳もあるジオラマが家にあったら・・・ここで見るとさほど大きさは気になりませんが、家にソファーがやってきたときくらい、「でか!」と思うに違いありません。

“お家で出来ないお家遊び”って、結構色々ありそうです。

池谷さんは語ります。
「リトルツリーは、すべてのことについて子供の目線で考えています。子供にとってやさしい素材か?創造性を豊かにするデザインか?耐久性に優れているか?そうしたあらゆる面での安心・安全を心がけているんです。それとともに気をつけているのが“子供たちに遊びを押し付けないこと”。あくまでおもちゃはきっかけであって、子供たち自身で新しい遊び方を生み出してもらいたい!そういうおもちゃ作りを、常に考えています。」

そのためにも、まずは現場をしっかり観察して、子供たちがどのように遊んでいるのか気に掛けることが重要だとお話されていました。9月上旬から設置されたこのスペースにも、たびたび足を運ばれているとのこと。
「ここのテーブルの高さが微妙なんですよ。大きい子供さんだと簡単に上り下りできてしまうんですよね。ちょっと高くしようかと検討しているんですが、そうすると1歳~3歳くらいのお子さんには使いづらくなってしまう・・・難しいところです。」

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リトルツリーのキッズルームを眺めては、気付き事項をひとつひとつ解消していこうとする熱心な姿勢。そうした積み重ねが、リトルツリーのこだわりを支える原動力なのかもしれませんね。

ここビビッドスクエアは、子育てママ優しいショッピングセンターを目指しているそうで、レストラン街も子供のランチを無料で提供するお店があるほど子供ウェルカム!な店舗が多いんです。今も試行錯誤中だそうで、今回の無料キッズルームを設置したのも、その一環ということでした。駐車場も3時間まで無料だし、お買い物をすればさらに最大3時間無料という八千代市民には嬉しい設定!

“お家で出来ない”お家遊びができるリトルツリーのキッズルーム。ママの息抜きも兼ねて、ビビットスクエアまで足を運んでみてはいかが??

ちなみに、八千代市内では「ホンダカーズ京葉 八千代緑が丘店」と「カーレッツプラス 八千代店」に設置されているそうですよ!

●ビビットスクエア南船橋 047-495-1515
千葉県船橋市浜町2-2-7(地図
営業時間/10:00~21:00
駐車場/有り(3時間まで無料・買い物金額に応じて、さらに最大3時間無料)
ホームページ/http://www.vivitsquare.jp/

●レンタルキッズコーナー「Little TREE(リトルツリー)」
ホームページ/http://littletree-co.cocolog-nifty.com/blog/

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