八千代ナビ!八千代の暮らしレポート

私達の住む八千代市って、どんな街並み?どんな施設があるの?どんな改善するべきことを抱えているの? 一市民として、子どもを持つ母として、働く女性として、八千代市に在住する「八千代ナビ」の管理人やちなび子が、八千代の暮らしについて一般庶民の視線でレポート!

八千代市内では東葉高速線も、京成線も、両方地上で走っているのを眺めることが出来ます。しかも結構曲がりくねっていたりして、割と街中のどこでも出くわすくらい!
これって今まであまり気にすることもないことだったんですが、なび息子が1歳を過ぎたあたりから「かなり“便利”な環境かも!」と思うようになりました。

車でぐずってても「あ!電車だー!」と後ろへ声をかけて見せてあげるだけで大興奮!
特に目的もないお散歩のときは「じゃあちょっと歩いて、電車見にいってみようか!」と言えば、かなり順調に連いてきてくれます。

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そんなお散歩コースのひとつにしているのが、ここ京成線と交差している16号(下市場交差点~勝田台団地入口間)の歩道です。橋になっているので、村上から千葉北方面へ向かって右側は大和田側が、そして左側には勝田台側が一望できるのもポイント!子供目線でも、十分線路や街並みが鉄格子の間から見えますし、何より電車の上部分だけとかではなく、車両全体ががっつり見えて、特に大和田方面は遠くの方へ消えていく様子まで確認できるのが良い!

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この“電車観覧ポイント”を愛用している方はたくさんいらっしゃるようで、数分~10分おき位に現れる車両見たさに、金網へ張り付いたままの子供を連れて、一緒にしゃがんで待っているお父さんの姿や、ベビーカーを線路側に向けてしばらく立ち止っているお母さんの姿を、しばしば見かけます。

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電車好きなお子さんと、ぜひ一度チャレンジしてほしいスポットでした。そうそう、ちなみに東葉高速線を割と間近で安全に見られるスポットとしてオススメなのは、総合体育館のグラウンドかしら。
あそこで通勤ラッシュの時間帯に遊ぶと、電車が気になってちっとも運動にならないくらいです。

●京成線 勝田台駅~大和田駅間を16号から望む (地図
※八千代ナビ フォトアルバムはこちら

この日は爽やかな秋の空気を楽しめそうな朝でした。
なび息子を前かごに乗せて、自転車でえいやあ!と勝田台図書館(→レポートはこちら)へ行ったついでに、勝田台第5公園へ寄ってみました。場所は、図書館方面から勝田台幼稚園の正門側と勝田台小学校の間を抜けたすぐ右手。

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ブランコ越しに、公園の中央にこんもりとした山がワクワク感をそそります。右隣りにも白い斜面のついた山のような大型遊具があるし!
わー、結構広い公園なんだー!

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この“白山”(子供たちは何て呼んでるんでしょうね?)は、前に「勝田台第6公園」(→レポートはこちら)でも見かけた遊具です。
やっぱり後ろ側には石が埋め込まれていて、年長さんとか小学校低学年くらいになればロッククライミングも楽しめそうな感じ。
大人の私でも上に登るとフラフラっと足を踏み外しそうで怖いんですが、なび息子は黄色い手すりを両手に、すいすいと登ったり下ったり。第6公園と同じく、ここでもやっぱりわざと手すりの外側を歩くので、落ちたら危ないからやめてー!と後ろからついて回ってました。
よかったー、運動シューズで来て・・・。

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白山の下は砂場になっています。
カラフルにペンキが塗られたキノコのようなステップも!
ということは、ここも周辺の方々でキレイに塗装されたんでしょうね。第6公園だけじゃなかったんだー。
感謝感謝です。

ここの砂場は少し砂利が多いような感じですが、でもまぁ扱いやすそう。公園の角に水道があったので、ちょっと湿らせるとうまく型が抜けるかな?

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最初に入ってきたときにも一番に目を惹きましたが、ここの公園には中央にも山があります。白山に登ると向こう側がすごく気になってくるようで、なび息子は駈け出して一人で登っていってしまいました。

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慌てて手前の斜面を登ってみると、あ!ここって土管が上にあるだけじゃなくて、すべり台もついていたんだー!と、発見。
結構急で長ーいすべり台・・・。
よく躊躇せずにすべられるもんだ。

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こちらのすべり台の下にも、白山と同じような砂場スペースがあります。さらに山のこちら側は、白山の背面と同じようなようにロッククライミングが出来るような斜面になってます。
白山よりもなだらかだったこともあり、なび息子はここから登ってはまたすべり台を繰り返してました。
ハラハラしながら、一緒に後ろから登ったり降りたりしてたんですが、思いのほか楽しくなってきちゃったりして・・・。

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バランスよく砂利の敷地と草むらのところとがあるし、木陰にベンチもあるし、季節問わず遊びやすそう!
山が中央にあったり、隠れ場所になりそうな土管やらがあるので、まだ2歳のなび息子を遊ばせるには目が届きづらいので後ろからついてまわるのにちょっと苦労しましたが、かなり全身運動できるアクティブな公園でした!

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●勝田台第5公園 (勝田台)
千葉県八千代市勝田台2-32(地図
八千代ナビ!八千代市の公園情報/http://www.yachiyonavi.com/report-kurashi.koen.html

米本団地内にある「第二八千代幼稚園」を見学しに行きました。こちらは大和田新田にある八千代幼稚園の姉妹園で、園での格好や教育内容などはほぼ同じなんだそうですが、八千代幼稚園は2年保育、第二は3年保育を行っています。

第二八千代幼稚園では、「自然のままの子供の様子をお母さんに見ていただいた上で判断いただきたい」という理由から、入園説明会をあえて設けていません。朝9時半~10時頃に直接来て、園児の様子をぜひ見学してくださいとのこと、私も早速なび息子を連れて米本団地へと車を走らせました。

米本団地は16号側と、中央に走る公園(というか遊歩道?)をはさんだ向こう側に外周道路があるんですが、幼稚園へたどりつくには“向こう側”へ回り込まないといけません。道の駅に近い米本交差点から入ってしまうと迷子になるので(なりました)、その手前の米本団地南交差点から入り、3-4棟を左折し道なりに坂を登っていき、突き当りを左へ進んでいくと右手に園舎が見えてきます。

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車が入れるのは園舎左の駐車スペースまでで、幼稚園の正門前は遊歩道になっているので飛び出しの心配はなさそうです。通りには買い物や散歩に出掛けている団地の方々が行き交い、遊歩道からフェンス越しに園庭を眺めている人も見かけました。
『園庭で遊ぶ子どもたちを、自分の子供たちを通わせていたおじいちゃんやおばあちゃん、近所のお母さんなどが散歩ついでに眺めていたりと、皆さんに見守られながら子どもたちは遊んでいるんですよ。』

以前は普通の幼稚園並みの受け入れを行っていたそうですが、最近は少人数制に変え、一クラス20~25名、年少~年長まで各2クラスずつ、全体で130名規模に抑えているとのこと。しかも、どのクラスも先生が必ず2名付くんですって!
確かに、園庭に出ている子どもたちを十二分に見れるくらい、先生があちこちにいらっしゃって、言われてみれば多いような感じがします。外からも温かい目で見守られ、園内でもたくさんの先生に囲まれて、何だか安心して預けていられそう!

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白い門を入ってすぐ右手に職員室があるので、こちらで受付を済ませてから見学です。施設は38年経っているそうですが、常に園長先生が補修をしたり、ペンキを塗ったりとメンテナンスされているらしく、きれいに維持されています。
『建て替えという方法もあるかもしれませんが、安全に過ごせるよう建物がしっかりメンテナンスされていれば、あまり十分すぎる施設に改築したりする必要もないというのが園長の方針なんです。施設を充実させたところで、子どもたちの心が満たされるわけではありませんし、それよりもっと、心を育てる方法がたくさんあります。それに改築して、出来るだけ抑えている保育費用の負担がかさんでしまっては、元も子もありませんからね。』

職員室の横には、幼稚園ではあまり見かけない大きなプールがあります。そのプールをコの字型で囲むように廊下を進むと、2階建ての園舎にたどり着きました。なび息子は、金魚や川魚が泳ぐ水槽、廊下沿いにいくつも並ぶたらいに入ったカメ、カブトムシの虫かごなどに興味深々!
『まだまだ、うさぎやセキセイインコなどもいるんですが、これらはぜーんぶ頂き物なんです。あの川魚も、新川で釣りをしてきた方が下さったりして。』

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生き物に囲まれているだけではなく、こちらの子どもたちは農作物に触れる機会も沢山!すぐ近くに農園を借りているそうで、年長さんともなると、農園の方にご指導を頂きつつ、種まきから収穫まで一連の農作業を体験するんですって。年少さんは“良いとこ取り”をさせてもらって、イモ掘りなどの収穫部分を楽しませてもらい、年中さんはプランターなどで野菜を育てたり。

『今日も年長さんは、午前中は畑へ出かけていますよ!収穫した野菜は、持ち帰ってご自宅で召し上がっていただいたり、今度の参観日では包丁使って味噌汁作りをする予定もあります。ただでさえうまく作るのが難しい枝豆なんて、ちいさーい豆がちょこんと鞘に納まっていることだって少なくありません。それでも、一株収穫したものをご自宅へ持ち帰って、お母さんに喜んでもらえるのが子どもたちにとっては大変嬉しいことなんです。』

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園では普段どんな感じで過ごすのかを伺ってみました。

●登園~朝礼
登園すると子どもたちはスモックをかぶって、天気の良い日はみんな園庭で遊んでいます。でも、そのまま午前中を過ごすのではなく、9:50になると、年長さんが行う“皆さんお片付けをしましょう!”という放送を合図に、一度キレイに「お片付け」をするんです。それから、全園児揃っての朝礼が行われます。
そこでは、園歌を歌ったり、月毎に変わる楽しい体操をしたり、去年のおゆうぎ会で発表した踊りをしたり・・・。
『せっかくの園歌ですから、運動会や特別なときだけ歌うのではなく、こうして普段から歌う機会があれば、口ずさむだけで自然と園の思い出にも繋がりますしね。それに、せっかく覚えたおゆうぎ会の踊りや体操も、その時だけじゃなくまた踊れる機会があるというのも楽しいものです。“普段やっていること”として取り入れていると、自然と運動会や発表会の本番にもつながっていくんですよ。特別なこととして身構えることがないですし、上手に踊れていると「お父さんやお母さんにも見せたい!」という気持ちや自信も湧き出てきます。』

普段の力をそのまま発揮させてあげたい!ということから、運動会は園庭で、発表会も1階でいつも練習しているホールで行うそうです。
『子どもたちが、どうしたら本来の力を無理なく発揮できるか?常に子どもの目線で、子ども中心に考えるようにしています。』

●遊び
朝礼のあとは、11時まで自由に遊べる時間です。
38年経つというこの園庭には、大きな木が生い茂っていて、園庭にはいくつもの木陰がうまれて過ごしやすい環境のよう。その脇には大型遊具がならび、小高くなっている丘の上にはなかなか幼稚園では見かけないようなロング滑り台も!

『あの丘の手前に見えるのは枇杷の木で、毎年6~7月頃に実をつけるんですけれどね。実はあれ、園長先生が20年前に植えた種があんなに大きく育ったんですよ!ある日あんまりにも見事な枇杷を食べた園長先生が、その種を遊び心であそこに植えたら、まあ素晴らしく大きくなって。
木の幹が複雑に生えて、とても登りやすそうでしょう?あれは年長さんだけが“登るのを許されている木”なんです。年中さんでも登れるんですが、なかなか降りてこられないんですよね。案外、降りる方が難しいんです。だから、ここの園児は年長さんになると、すぐにあの枇杷の木へ向かっていくんですよ!憧れの木なんですね。』

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雨の日は、それぞれの教室で遊ぶそうです。
一番の流行り遊びは「廃品工作」だそうで、お家から牛乳パックやペットボトルなど、要らなくなったものを園で預かり、それを使って自由に工作するのに夢中だとか。
『牛乳パックのお面をコレクションしている子もたくさんいるんですよ。年長さんくらいになると、自分でお面の絵を描いて、目をくりぬいたりする難しい部分だけ先生に手助けをお願いに来たり。廃品工作は、家へ持って帰ると“捨てるのに困る”というお母さん方のお悩みも付きものですが、子どもたちはお家の方に見せることで安心し、満足するよう。少しの間だけでも飾ってくださいねー!とお願いしていますよ。』

年長さんにもなると、自分の教室だけではなく廊下や、年少・年中さんクラスにまで進んで遊びに出かけて、色々と遊びを教えたりしているようです。

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●ワーク
11時からは、お昼ごはんまでの1時間を集中して各教室で折り紙や工作、簡単なワークなどを行います。
『のびのび自由に遊ばせるのが方針とはいえ、小学校に入ってから差が出てしまってはいけないので簡単な勉強なども取り入れています。年少さんはクレヨンで線描きなどを楽しいワークを通じで覚えますよ。例えば、真っ白なお皿にぐるぐるとスパゲティを描いてみましょう!とか、空に雨を降らせてみましょう!とか、迷路をなぞってみたり。年中さんや年長さんになると、鉛筆の持ち方や書き方を覚えたり、かずやひらがなにふれていったりします。』

午前中にたっぷりと自由に遊んで満足しているせいか、子どもたちは集中してワークなどに取り組んでくれるようです。お話を伺った先生の中には、今現在もご自分のお子さんを通わせている方がいらっしゃり、こんなお話もなさっていました。
『母としての目線で遊んでいる子どもたちを見ているとき、ちょっと危なっかしいかな?と思うようなシーンもあるんです。それでも、出来るだけ子どものやりたいように、まずは手出しをなるべくせずに見守っています。案外、そうした子どもたちって自分で加減が学べるようで、うまい具合に怪我をしないんですよ。』

そういう“見守れる余裕”も、先生が2人体制で、且つ少人数制という目の行き届いた環境下でこそ出来ることなのかも。

●帰る前
帰る前には「お話の時間」があり、先生が絵本を読んだりお話をしてくれます。そのほか、園内にある図書室で、週1回絵本を借りられることになっていて、子どもたちの楽しみのひとつになっているとか。
『ここは、お母さん方が貸出管理をしてくれている部屋です。お母さんのサークル活動の場として今日は使っているためお見せできませんが、そのサークルで年1回行われるお話の日はとても子供たちに人気なんですよ。図書室の利用ですが、先生が絵本を読みに連れてくるほかは、普段自由に出入りさせていません。先生の目が届きにくいこともありますしね。』
各教室や預かり保育専用のお部屋にも絵本はたくさんありましたが、週1回に限って、この図書室で好きな本を選んで借りられるという特別感が、より一層子どもたちの本への興味を引き立たせているんでしょうね!


そうしたお話を伺いながら、園で過ごす子どもたちの様子などを拝見していたのですが、何度となく廊下ですれ違う子どもたちが「こんにちはー!」と自分から声をかけてくれるんです。さらにそこで、どこからともなく見ていた先生が「えらいね!ちゃんと挨拶できたねー!」と一言。ちょっと照れながらも、ぱぱぱーっと部屋へ入っていくその子どもの顔が、何とも印象的です。

それに、すれ違ったときに耳にする子どもたちの会話も気持ちの良いものでした。子どもらしさの中にも、言葉づかいの語尾に丁寧さがあります。一方で、何か指示をするようなときも、声をかけるときも、トゲも波もない優しくきれいな話し方で接している先生を見てると、こうした子どもたちの言葉づかいは、自然と影響されたものなのかもしれません。

年長さんが朝の放送をしたり、自分から挨拶をしてくれたり、さっきは農園から帰ってきた年長さんの男の子が、収穫してきたピーマンを私にくれたり・・・と、何だかあちこちに自主性が感じられるんです。思いのほか、色々と教えたり躾をしたりと教育タイプなのかしら?
『そんな、頭ごなしに叱ったり、こうしなさい!と指示することってないんですよ。例えば絵本が始まるときも、こっちを向いて集中しなさいと言うより、手遊びを始めることで自然と集中に向かわせます。“先生が、何か面白いことをしてくれる!”を興味を惹かせるというのも技術のひとつです。
教え込んでも、結局声をかけたそのときは出来ても、また同じ繰り返し。毎日の生活で自然と身についたものは、揺るがないものですよ。』

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ここの園児たちは、毎日の生活の中で自然と「待つこと・本読み・聞くこと」に慣れてしまうそうなんです。
確かに、運動会の練習をしていた年中さんも、私が話を聞きながら過ごした1時間ほどを、特に輪を乱すこともなく、かといって先生が注意したりする場面も見ることはありませんでした。
横一列にピシー!っと整列しているとか、そういう統制感というのではなく、それなりに子どもらしくはしているんですが・・・何でしょう?みんな穏やかなんですよね。
先生も辞める方が本当に少ないそうで、若いお姉さんのような先生から、そのお母さん世代、おばあちゃん世代・・・と、バランスのとれた職員体制というのも魅力ですし、きっと先生方にとっても過ごしやすい環境なんだろうということも察することができました。

「のびのび自発性豊かに育てたい」というお話を、見学前に電話でお伺いしていましたが、まさにそのとおりに子どもたちが過ごしているように見えました。園の方針っていうのは、単なる“看板”じゃなくて、きちんと反映されているものなんだわ!

“自分の子の性格を見極めて、その子に合った園を選ぶ”とよく聞きますが、この判断って、結局今自分が育てている家庭環境と、園の方針が同じベクトルを向いている幼稚園かどうかってことなのかも。あんまり家庭環境と違う雰囲気だと、それがその子にとってストレスになりそうだもの。
そういう意味でも、実際に目で見て、肌で雰囲気を感じられる見学って、本当に大切なことだと実感です!

【第二八千代幼稚園 詳細情報】
※平成20年9月時点
※あくまで参考情報ですので、詳細は園へご確認ください。


●幼稚園行事のお手伝いについて
一般的な幼稚園と同じように、役員さんを2名ほど決めます。その他、運動会や発表会などの行事毎に担当さんを決めて、当日のお手伝いをしていただくという程度です。
大掃除も子どもたちが行うのでお母さん方に来ていただいていないんです。年長さんになると、ちゃんと自分で雑巾絞りもしますし、日常のお掃除も子どもたちがテーブルを拭いたりするんですよ。
なので、参観日や運動会、発表会など、お家の方に来ていただく機会を含めても、来園をお願いするのは月1回あるかないかといった感じでしょうか。

●園での格好は?
兼制服ともなっている、園名入りの体操服の上にスモックを着て過ごします。この体操服のほか、登園時には帽子とリュックもお揃いの用品です。カラフルで可愛らしいリュックは、そのまま遠足のときにも使いますよ。

●入園時にオムツはずれなど何か条件はあるんですか?
いえいえ、オムツがはずれていなくても、ボタン付けや着替えなどが出来なくても全く問題ありません。オムツ、取りますよ~!

●延長保育について
14:30~17:30まで、フリータイムで600円(おやつ付き)。午前保育の日でも、11:30~17:30まで同じく600円です。長期休暇時は、朝から夕方までの1日保育になるため1,000円になります。(※長期休暇時も、年末年始や職員研修のときなどお預かりできないこともあります。)
延長保育は、前もって申請していただきます。ただし、急な用事の場合は、空きがあれば当日受付も可能です。
上限が8,000円となっているので、その月に頻繁に預けても8,000円以上はかかりません。
延長保育用に追加でバスを出すことはないので、お迎えは各自園まで行きます。

●園バスについて
2,000円/月
ルートが限られているので、近くに園バスが来ない方はそのポイントまで自転車等で送迎するか、直接園まで車で送迎しているお母さんも多いようです。
ちなみに、米本団地の中に住む子どもばかりなのかと思っていましたが、団地に住む方々は年配の方が多くなってきており、むしろゆりのき台からバスで登園する子が多いそう。

●駐車場について
園に隣接された駐車スペースが数台あります。米本団地の中央付近に幼稚園があるので、外周道路から細い道を登っていったり、駐車場の出入りがぶつけそうで怖いという方は、少し園まで歩くことになりますが、外周道路付近にも専用駐車場があるようです。
※未入園の方で運動会を見学される方は、駐車可能な台数がかなり限られているため、徒歩若しくは公共交通機関でご来園ください。
※平常時の見学時であれば、駐車場の利用は可能です。16号の米本団地南交差点から入り、突き当りを左折。3-4棟の奥側の道を入って道なりにのぼり、突き当りを左へ道なりに進んでいくと右手に隣接駐車場が見えてきます。


●給食について
月曜日は全員給食の日で、それ以外の火~金曜日はお弁当か給食かを、ご家庭の都合によって決めていただくことができます。毎日給食でも、毎日お弁当でも、週1回だけのお弁当でも構いません。
なお、内容の見直しは各学期毎に行うので、その学期内は曜日を変更することが出来ません。

1食/275円
※朝食やおやつで牛乳は飲む機会が十分あると思いますし、牛乳でお腹が一杯になってご飯が食べられない子供も多いので、“食べる”ことに重きを置くという方針のため、毎日の牛乳は用意していません。食事の時にはお茶を出しています。

●課外教室について
月・水・金/ヤマハピアノ教室
※金曜日だけはヤマハの先生の方針で、リトミック&ピアノレッスンが行われるそうです。
火/体操教室
木/サッカー教室
※課外教室は幼稚園に各専門の方が来て、別途料金で行うレッスンです。見学していても良いし、終わり頃に向かえに来ても良く、サッカーなど着替えが必要な場合も幼稚園の先生が園庭へ送り出してくれます。

●入園までに必要な経費 
※あくまで現時点での参考金額です。詳細は園へお問い合わせください。
入園料/70,000円
毎月の保育料/20,000円
冷暖房費/2,000円(年間)
バス代(利用者のみ)/2,000円(月額)
給食費/275円(1回)
※ご兄弟がいる場合は割引特典があります。
※4人目以降は、同時入園でなくても割引が受けられます。



●第二八千代幼稚園 047-488-2946
千葉県八千代市米本2205(地図
【ホームページ】http://daini-yachiyo.com/
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら

ヨークマート八千代村上店のすぐ裏手側に、黒沢台第1公園があります。道路に面して細長く公園の敷地が続いていて、「向こうまで続いてるんだー!」と思いのほか広い公園でした。

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公園はきれいに舗装されている遊歩道に挟まれていて、アジサイなどの四季折々で色付く植栽で囲われています。夏場なのでどうしても緑が生い茂りすぎるくらいにはなってますが・・・ある程度道幅があるのと、割と背の低いものが混ざっているせいか、鬱蒼としているようには感じないので気持ちよくお散歩できそうな雰囲気。

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ここの公園に置かれている遊具は3つ。
2つ席のあるブランコ、大小2タイプの鉄棒。それに鉄の輪が連なったトンネル状の赤い遊具です。
こんなに広いのに、滑り台もお砂場もないんだー!

そんな話を通りがかったお近くに住むママさんとおしゃべりしていたところ、どうやら子どもたちは鉄棒の前あたりの土を掘り返して、何とかお砂場遊びを楽しんでいるそう。
でも、かなり固い土で出来ているので、かなり遊びにくいようです。しかも、雨のあとなんかはしばらく鉄棒前がぐじゃぐじゃになってしまうんじゃ・・・。でもまあ、そういう“チョコレート状”の土遊びが楽しかったりするんですけどね。

さらに、日陰になるようなスペースもないので、子どもたちを見守るママたちは、木の下などわずかな避難場所を探し探しいるようです。確かに今日も暑くて、サンサンと日光当たりまくりなベンチでのんびり座っていられる感じではなーい!

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これは何と言ったらいいんでしょうね。
鉄の輪をくぐっていく遊具です。
多分くぐり抜けるときは鉄の棒の上をうまく渡っていくものだと思うんですが、うちのなび息子は一つ一つをまたいで進んでいるので、1回通り抜けるまでにかなり時間がかかってました・・・。
でも、かなり楽しかったようで、両端以外にも途中2か所くらい横から入れるようになっているんですが、入ったり出たりを繰り返しながらこの遊具だけでかなり持ちました。

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さて、この遊具が置かれたスペースの左隣りには、バスケのゴールが置かれている広々したスペースがあります。遊具ペースとの間には少し距離が置かれていますし、いくらか幅広く植栽が植えられているので、小さな子どもたちが遊んでいるところと混ざらないよう配慮がなされているようでした。
ですが、確か“サッカーなどの球技はやめてください”と貼り紙があったような気が・・・。バスケみたいな大幅にボールが飛び越えるようなことがないものはOKってことかしら。

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ともあれ、芝生だけの公園ではなかったせいか、蚊に刺されることもなく無事に遊び終えました。帰りにヨークマートで買い物にも立ち寄れたし!(品数はほどほどに、でもひとつのものに対しての種類に安いものから高級品まで取り揃えてあったりして、かなり買いやすかった!勝田台も緑が丘も行ったけど、それぞれ良さがあって、ヨークマートいいなぁ・・・。)

今度はもう少し先の、村上緑地公園まで行ってこようかな。

●黒沢台第1公園(村上)
千葉県八千代市村上1933-71他、上高野1193-4他(地図
八千代ナビ!八千代市の公園情報/http://www.yachiyonavi.com/report-kurashi.koen.html

勝田台駅南口からずっと商店街を抜けた先、勝田台市民文化プラザのある大通りから少し入った場所にあります。公園に面した通りのすぐ並びには、農協の直売所(JA八千代市グリーンハウス勝田台店)があるので、買い物ついでに寄るママも多いかも??
遊具や砂場周辺以外は芝生に覆われていて、広々とした大きめな公園で、いくつかある入口の車両止めの幅がかなり狭いので、自転車の乗り入れもなく安全そうです。

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遊具も結構沢山あって、ブランコや鉄棒、コンクリートで出来た山のような遊具などなど、小学生の子でも十分楽しめそうなダイナミックなタイプです。しかも、どれも何だかカラフルで新しそうに見えます・・・が、かなり昔からある公園。
実は、この公園の周辺にお住まいの方々が「あんまり塗装がはがれたままじゃみっともないから」と、ボランティアで塗ってくれたんですって!素晴らしいー!!

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砂場にある飛び石のようなものも、以前は土台部分と同じコンクリート色だったそうですが、今はきれいに塗られています。なんだかキノコみたいで可愛らしい!2歳になりたてのなび息子でも、十分足が届く幅に並んでいるので、ひとつひとつ慎重に移って楽しめていました。

そしてこの公園の中でも、ひときわ目をひく大きなコンクリート山!両側がスロープになっていて、正面の滑り台みたいになっている部分じゃなくても登れるようになっています。裏側はでこぼこに石が埋め込まれていて、ロッククライミングみたいな遊びが出来ます。

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ちょっと目を離している隙に、なび息子がいつの間にかてっぺんに!!
うぉ!!しかも柵の間じゃなくてでこぼこの石側にいるじゃないの!

慌てて私も登りましたが、下から見ている以上に思いがけず急な斜面・・・なび息子が落ちやしないかドキドキしつつ、自分が足を踏み外しそうに。怖いもの知らずななび息子のほうが、どんどん柵につかまって登ったり降りたりです。

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前はもっといろんな遊具があったようですが、老朽化などによって撤去され、原っぱ部分が広くなったとのこと。今はサッカーやボール投げなど、のびのびと遊べるスペースとして活躍しているようです。

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砂場に入らないとコンクリート山に登れないので、サンダルで遊んでいたなび息子は足が真っ白~!
今度は靴で来ないと。

●勝田台第6公園(勝田台)
千葉県八千代市勝田台2-9(地図
八千代ナビ!八千代市の公園情報/http://www.yachiyonavi.com/report-kurashi.koen.html

『スケッチのある第2の人生は、最高に楽しい!』

そうお話されるのは、56歳で初めて絵にチャレンジし始め、今年で15年が経つという市内在住の岩田賢治さん。風景をモチーフとした絵が多く、地元八千代の景色もたくさん描かれていて、勝田台駅のステーションギャラリーでもスケッチ展を開かれているほど!
水彩で描かれたその絵は、どれも温かみに溢れた雰囲気です。何より、どの一枚をとっても、八千代市民なら何となーく場所が分かるというのがポイントで、「あ、あの場所か。超ローカリーだ!」なんてついつい笑みをこぼしながら、自然と惹かれてしまいます。

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(左)NO.82 ゆらゆら橋袂からフルル遠望(平成18年9月20日)
(右)NO.99 村上団地の紅葉(平成19年11月21日)

こんなに優しげな絵を沢山描かれている岩田さんですが、仕事としていたわけでも、昔から趣味だったというわけでもないんですって。

『56歳のとき、何か新しいことに挑戦して第二の人生を有意義に過ごしたい!と思いましてね。経済的なことも含めて色々考えた末、散歩や旅行などで手軽にできる“水彩スケッチ”に決めました。ただ、今まで絵画には全くの無関心。そんな未知の世界でしたが、趣味にしようと決めてからは、先生について基礎のデッサンを学び、通勤時間や昼休みなどを利用して毎日手を動かすようになったのです。』 

岩田さんは、絵を気分よく楽しんで描くために、画材にもこだわっていらっしゃいます。
『楽しんでいるのは、淡彩の水彩スケッチです。デッサンする際に鉛筆を使わないこともこだわりのひとつ。鉛筆はどうしても間違いを修正したくなりますが、どうしても時間がかかり絵が固くなってしまうので、自分で気に入ったインキに入れ替えたフェルトペンでデッサンしています。これに発色のいい絵具、ちょっと腰の強い筆を使いながら、ベニヤ板に水張りした純白の水彩紙に描いていくのです。』

こだわりを持って楽しみながら趣味と向き合ってきた岩田さん。70歳を越えた現在では、地元八千代をはじめとした国内でのスケッチ、さらには年1回の海外スケッチ旅行を楽しむようにもなったそうです。

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(左)NO.113 萱田の田圃からユリノキ台遠望(平成20年3月1日)
(右)NO.109 新川宮内橋袂から大和田方向を眺める(平成20年2月19日)

そんな広がりを見せる岩田さんの趣味ですが、“自分だけの楽しみ”に留まらなかったのがパワフルなところでして、10年前からは、八千代の景色や周辺地域をスケッチする「八千代とその周辺を描く会」を、地元の同好のお仲間方と立ち上げ、現在では会員数190名と大きく成長!今も発起人・世話役として年6回の会報を発行したり、月一回行われる月例写生会を開催するなど活動なさっています。

さらに昨年平成19年1月からは「八千代200景」というホームページまで開設。今までに市内を描いたスケッチ画を紹介し始め、今年7月でその数125点にまでなりました!
【八千代200景ホームページ】 http://homepage2.nifty.com/yatiyoken/

『このホームページがご縁で、最近ではスケッチの講師まで依頼されるようになりました。思っても見なかった経験に出会えて、今は本当に楽しく有意義な第二の人生を送っています。』

丁度タイミングよくテレビで見ていたのですが、今年102歳になる方がなんと99歳から始めたマスターズ陸上で活躍されていて、その番組の中でおっしゃっていた一言がすごくしっくりときました。
「趣味を持つのに年齢は関係ないんですよ。」

つい成功している方、充実した技術で活躍されている方を見ると、小さな頃からやってたんじゃないか?随分長く携わっているんじゃないか?と思い、自分にはもう遅いと諦めてしまいがち。
ですが、楽しもうとする姿勢、そして上手にやりたい!と自分なりに努力する姿勢さえあれば、いつからでも、どんなものでも趣味に出来るものなんですよね。

自分の人生を楽しむために始めた趣味で、こんなにも幅広くご活躍されている岩田さんの作品、ぜひホームページでゆっくりご覧になってみてはいかがですか?
通ったことのある風景に出会い、つい微笑んで見てしまいますよ!

●八千代200景/岩田賢治
【八千代200景ホームページ】http://homepage2.nifty.com/yatiyoken/

作品展が今年11月に開催されるそう。素敵なスケッチ画を直接見られるチャンスです!
第15回岩田賢治スケッチ展
【日時】平成20年11月19日(水)~11月24日(月)
【場所】勝田台駅ステーションギャラリー
【詳細情報】http://homepage2.nifty.com/keniwata/

岩田さんが講師として主催されているスケッチ教室です。興味のある方はぜひお問い合わせしてみてくださいね。
岩田賢治スケッチ教室(教室と戸外スケッチ)
・八千代 047(486)9000
【教室】フルルガーデン専門店モール
【日時】第2・4金曜 午前

・印西牧の原 0476(40)7022
【教室】ビッグホップ印西
【日時】第2・4火曜 午前

・稲毛海岸 043(277)1411
【教室】イオンマリンピア専門館
【日時】第2・4土曜日 午前

・亀有 03(3838)5511
【教室】コミニティアリーナ亀有(アリオ亀有)
【日時】第2・4木曜 午前

・新鎌ヶ谷 047(444)8511
【教室】鎌ヶ谷ショッピングプラザ
【日時】第2・4水曜 午前

・成田 0476(23)8411
【教室】イオン成田ショッピングセンタ2F
【日時】第2・第4月曜 午後

1週間ほど前に撮影したので、もっと沢山咲いているかもしれませんが・・・村上駅と八千代中央駅の間あたりにある新川沿いの大きな公園「八千代総合運動公園」で、アジサイを見てきました。
グラウンドのすぐ隣りにある、芝生だけの“緑の広場”周辺には、アジサイの木がたくさん植えてあり、この時期は色とりどりの大輪が楽しめるスポットなんです。

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実はここ、「あじさいの道」として“八千代ふるさと50景”にも指定されているようです(→市役所ホームページ http://www.city.yachiyo.chiba.jp/profile/50kei/50ke14.html)。

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この時は、まだまだ満開!といった感じではありませんでしたが、少し薄暗い曇りの道に、華やかさを添えるアジサイ。眺めて歩くだけでも癒されるようです。
いくつもの小さな咲きかけの花が、たくさんちりばめられていましたので、また近々お散歩してみます。

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最近子供がかなりよく歩きたがるんですが、ここは車が通らないし川のすぐ真横ではないので、手を離して割とのびのび歩かせてあげられるから、良いお散歩コースになります。
ただ、芝生を刈ったあとの公園はハトとの遭遇率が高くて、寄り道ばかりなんですが・・・。

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●八千代総合運動公園
千葉県八千代市萱田町1220(地図
【市役所紹介ページ】http://www.city.yachiyo.chiba.jp/sisetu/p-sogo.html

学生の頃に参加した、修学旅行や夏休みの合宿などのイベントって、今でもすごーく印象深い出来事のひとつです。家族で寝起きするのが当たり前なあの頃、友達と朝から晩まで一緒にいて、親に頼らず自分自身で一日を生活するということが、どれだけ面白くて、心細いものか!そんな数えるほどしかない非日常の数日間は、今でもかけがえのない人生経験のひとつ。
そうした貴重な機会を、ぜひ子供たちにもっともっと体験させてあげたい!と願い、企画されている方々がいらっしゃるんです。

『なかなか学校行事ともなると人数的な問題もあって無理のない内容にとどまりがち。普段体験できないようなことをさせてあげたいと思い、様々な企画を通じて活動してきましたが、今回は“中高生を富士山に連れていく”、しかも“連れていくスタッフも、大学生から募集する”という、企画する側・される側の双方の子供たちが成長できるような内容を考えているんですよ。』

そうお話されるのは、今年で創設37年を迎える「八千代青年会議所」のメンバーの方。会員には年齢制限があって、参加できるのは20~40歳まで。41歳になると現役を退き、事業に直接参画することは出来なくなりますが、それも活力に溢れた若い組織を維持するためだそう。

実は、お会いするまで商工会議所の青年部の方なのかと思っていたんですが・・・聞けば全く別の団体で、何かこの活動を通じて利益につなげようといった目的があるわけではないそうです。法人でありながらも利益を求めた事業ではないそうで・・・一体、どんな方々が集まっていて、何を目的に活動していらっしゃるんでしょうか??

『青年会議所というのは国際団体です。20歳から40歳といえば、人生の中でも地域や家庭で重要な役割を果たしている、まさに脂ののった時期。自分たちの言動は、親として、そして企業人として、大変な影響力を持っているわけですが、なかなか“一人で何かを実現する”というのは困難です。そこで、若さと実行力溢れるこの世代が集まり、同じ方向を目指して協力することによって、明るい豊かな未来に繋げていこうじゃないか!二度とない人生、責任世代として誇りの持てる未来を創ろう!・・・そんな発想のもと、活動は広まってきました。日本国内での活動は世界的にみても活発で、千葉県内では現在25の会議所があります。八千代青年会議所もそのひとつですが、具体的な事業内容については、それぞれ地域のニーズに合ったものをオリジナルで企画・実施しているんですよ。』

八千代青年会議所の重点目標は、安全に安心して住まえる地域づくりや八千代市の活性化を図ること、また街を形成している“人”の礎となる子供たちを育てるなどいくつかあるようですが、あまり何かに特化することなく多面的に活動の輪を広げているようです。例えば、市内のNPO法人に“横のつながり”をもたらす役割を担うことで、単独活動になりがちな市民活動をまとめることをなさっていたり、選挙に欠かせない候補者の討論会を、立場上実施できない市役所に代わって企画し、市民への情報公開の場を設けたりもしているそう。

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私たちの目に見える活動も行っていらっしゃいます。
“八千代親子ふるさと祭り”では、街づくりに欠かせない重要なイベントとして積極的に参加していて、おととしは「出張!なんでも鑑定団in八千代(→こちら)」を、そして昨年は「Airpark2007atやちよ」と題した熱気球のイベントを実施!

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また、レポートの冒頭でもお話したような、子供たちへの体験企画も行っているそうです。昨年は、青少年宿泊体験事業「夢☆夢探検隊!」というイベント名で、小学4年生から6年生を対象とした宿泊研修が実施されました。

『このイベントでは、“自分の夢を実現するにはどんなものが必要で、何が大事なのかを子供たち自らがその糸口を見出して欲しい”という思いのもと、大人向けの自己啓発セミナーを小学生向けにアレンジし、2日間かけて実施しました。子供には難しすぎるのでは?という意見もあったプログラムでしたが、予想以上の理解力や実行力の高さに自分たちが驚かされたほどです。
子供たちの自主性を尊重することに主眼を置き、出来る限り手出し・口出しをせず、夢についてのディスカッションや作文、カヌーやカレー作りなどのレクリエーションなど様々なセッションを初めて出会う他校の小学生たちとコミュニケーションを図るという経験は、子供たちに大変なインパクトを与える結果となりました。
と同時に、自分たちが提供したこの企画によって、子供たちがみるみる成長しているその瞬間に立ち会えた感動や、笑顔で楽しかった!と言ってもらえたときの充実感を得たときは、本当にこの青年会議所の事業に参加して良かったと心から思えました。』

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こうした大きなイベントのみならず、市内中学校へ将来のイメージが沸くような仕事に関する話をしに行ったり、小学校の卒業記念制作でウサギ小屋を作る企画に、建築関係のメンバーが手伝いに参加するなど、直接子供たちに接するような地道な活動も行っていらっしゃるそうです。「地域のための活動ですが、それが自分自身の成長にもつながっているんですよ。」とおっしゃるメンバーさんを前にすると、高い志を持っていらっしゃって何だか特別な方々のようでもありますが、その素顔は私たち市民と変わらない、いたって普通の方々だということにビックリ!!

『私たちは、昼間は普通の会社員や自営業だったりと、この青年会議所に勤めているわけではないんです。仕事が終わってから夜遅くまでメンバーで集まって企画を練ったり、月1回の定例会で話し合いをしたりするなど、自分のプライベートを割いて青年会議所の事業に参画しているんです。活動費もメンバーの会費を原資にしていて、行政からの金銭的な援助といったものは一切ありません。いわゆる実費を伴ったボランティア団体です。かといって、私たちは何か見返りを求めて活動しているわけではありません。皆さんと同じ“一市民”であり“子の親”としてこの八千代で生活している中で、もっと住みやすい街にならないか?何らかの形で貢献できないか?と、そんな思いから参加しています。一人で特別な行動を起こすには大変ですが、同じベクトルを持ち合わせた者同士です。仕事の傍らで時間も限られていますが、やる気や理想が集まれば具体的な事業も実現できるものです。こうした活動を通して、本当に大きな充実感を得られていますよ。』

さて、そんな八千代青年会議所の皆さんが今年の夏に企画している富士登山イベント。昨年とは募集対象も内容もガラリと変わった企画ですが、そもそも、どのような意図をもって目玉に“富士登山”を持ってこられたんですか?

『“諦めずに頑張れば、達成できる!”ということを、これから社会に出ていく中学・高校生に味わってもらいたかったんです。また、この経験が人間形成の礎となることでしょう。“日本一”のてっぺんに立つ感動、これをぜひ体験をしてもらいたいと願っています。』

大学生にスタッフをお願いしたいという意向も、これから社会に出ていく大学生の方々に、ぜひ達成感を味わってもらいたい!という願いや、中高生を引っ張れるリーダーになるという経験を経て、これを将来の糧として欲しい!という思いからだそう。
この富士登山の大学生スタッフについては、今まさに募集を行っている最中だそう!もし興味のある方がいらっしゃっいましたら、ぜひお問い合わせしてみては??
→ボランティアスタッフ及び参加中高生の募集は、応募多数につき終了いたしました。(2008.07.11)

〔企画詳細〕
【日程】平成20年8月9日(土)~10日(日)一泊二日
【行先】バスにて富士山五合目~八合目へ、山小屋泊まり→~ご来光拝~お風呂・昼食~バスにて八千代
※富士登山以外にも、いくつかイベントを行う予定。バスにて近現代史プログラム、富士山頂にて「こころの叫び」セッション、富士山頂にて自分宛郵便(富士山頂ポスト)、日本一高いところでのご来光拝 など。
【募集人数】中高生参加者/40名、ボランティア/10名
【費用】中高生参加費/15,000円、ボランティアスタッフ/無料
※八千代青年会議所から総予算の半分を負担してます。
【問い合わせ先】047-458-7488


『富士山を登るこのイベントを通じて、中高生の皆さんには自分自身の「こころ」を見つめ直す機会にして頂きたいと思っています。今後の生き方などを自分で考えることが、将来の貴重な糧となります。さらに、強靭な精神力や日常生活では味わうことの出来ない達成感も、得られると思います。そして、大学生をはじめとしたスタッフ全員にも、中高生と一緒に“達成感”を共有してもらいたいですね。』

得てして自分の生活で精一杯という方が多い中、エネルギーに充ち溢れた自分の20~30代の余力を世の中に貢献しようというその心意気!なかなかマネ出来そうで出来ないことです。
そんな思いを察してか、青年会議所のメンバーさんは「誰でも参加できる団体ですよ。ほんの少しでも興味をお持ちでしたら、ぜひお気軽にお声掛けください。人種、国籍、性別、職業、宗教の別なく入会できる団体です。自分の人間としての成長にも大いにプラスになる活動だと思っていますよ。」と声を掛けてくださいました。

自分に何かできないかな?
そんな風に思ったことのある方、こんなやり方もあるみたいですよ。

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●社団法人 八千代青年会議所 047-458-7488
千葉県八千代市大和田新田656-1
ホームページ/http://www.yachiyo-jc.or.jp/

八千代市に10年も住んでいるのに、そういえば1回も市内の図書館へ行ったことがなかった!!と、今更ながらに図書館めぐりを始めた私。一番最初に伺った勝田台図書館に引き続き、今回は緑が丘駅から徒歩5分ほどの場所にある「緑が丘図書館」へ行ってきました!

ここは八千代市内にある4か所の図書館のうち、最も新しく出来た施設で2004年にオープンしたばかり。今でこそインターネットの検索やパソコン利用の提供などがポピュラーになりつつありますが、当時はまだまだ全国の図書館でも珍しいITを取り入れた先進的な施設としてスタートしたそうです。
もちろん当時のままではなく、今はさらに充実したサービス提供を模索しているらしいので、そのあたりもお伺いしていきましょう!
※八千代市の図書館めぐり~勝田台図書館レポートはこちら

緑が丘図書館は「緑が丘プラザ」という建物の1階~3階にありまして、4階と5階は公民館として機能しています。駐車場は1階に9台分、高架下にある敷地外駐車場に12台分用意されているのですが、公民館と共用で台数も限られているので、駅から歩いてきたほうが確実。
徒歩4分ほどですが、駅から続く2階レベルの歩道を進めばあっという間に到着!

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・・・さーて、どこが入口なんだろう?
何しろ、ここにそういう施設があるというのは知っていたものの、こんなに近くまで来るのは初めて。やや挙動不審気味に外観を眺めていると、図書館の向かいに広がる“スポーツの杜公園”で遊んでいた子供たちが、外階段を駆け上がっていくのを見かけました。
あの階段が図書館の入口なのかと建物の前まで歩いて行きましたらば、発見!立派な1階正面口。

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館内の案内図を見やると、一般向けの図書室が3階、そして2階は児童図書室があって、さきほどの外階段は2階とだけつながっているようです。なるほどー、こんな立派な建物だけれど、小学生くらいのお子さんでも外階段を使えば気兼ねなく立ち寄れそうですね。
正面口のある1階は、入って斜め前に管理室や自習室があるためか、かなりシーンとした雰囲気。さっさと右側にあるエレベータ(奥に階段もあります)を使って3階の一般図書室へ!

フロアの雰囲気は・・・と紹介していこうかと思ったのですが、緑が丘図書館ならではのポイントを念頭に置いたほうが伝えやすいので、まずは図書館の方から伺った見どころからご紹介していきましょう。

ポイント1/調べものなら緑が丘図書館へ!
今まで市内各館がバラバラに図書を購入し、資料なども分散して持っていたそうなのですが、それぞれで中途半端に資料を持っていても調べものをする場合は不十分で、複数の図書館をまわったり、ほかの図書館からいちいち本をリクエストしなければならないという状況にありました。また、良い資料も生かされることなく各図書館に眠っている場合も多かったので、利便性を考慮し、市内に分散された資料をここ緑が丘図書館へ集約したのだそうです。

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そのため、今まで勝田台図書館に書籍保存室を設置しておりましたが、新たに電動書庫を緑が丘に設置したことで4万冊もの収納スペースが生まれました。ここには、文献のような本ばかりではなく、歌謡曲の雑誌なども保管されています。
「特に古い歌謡曲の楽譜が載っていたりするものは保存しています。他にも、ハローページも全国のものを最新版で取り揃えて、随時差し替えています。ちなみに、今は個人情報保護法の関係で古いものは処分せずにNTTへ返却しているんですよ。」

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この保存室には、新聞の縮刷版までずらっと並んでいます。ですが、市販されているものは東京版なので、地方記事は掲載されていません。それを補完するために、わざわざ図書館で新聞を切り抜いて、ずっと保管してきているんですって!しかも調べやすいようにオリジナルで索引も作成されています。
さらに、八千代市に関する記事だけを抽出した資料まで自作されていました。こちらは市内全館でコピーを所有しているので、緑が丘図書館以外でも閲覧することができるようです。ちなみに、この資料は一般図書室に置かれているので気軽に手にとれますし、見出しやキーワード別に索引も作ってあるので、大変調べやすい仕上がりになっていました。

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こうして資料を市内図書館から集約したことで、色々なメリットも生まれました。
今までは各館それぞれで購入していた年鑑なども買いそろえる必要がなくなったため、その分の予算が他の書籍にかけられるようになったそうです。また、今まで等分されていた予算を工夫することで、今まで手が出せなかった高価な書籍や資料なども購入できるようになったんですって!
「この本は、10万円以上もする高価なものなんですよ。」と教えてくださった分厚い資料、それが普通に本棚へ並べてあって、誰もが手に取れる状態になっているんです!
そんなに高価な本があるなんて今まで思いもしなかった!!これから資料を手に取る時は、手袋をはめたくなります・・・。

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「あらゆる資料関係を緑が丘に集約したわけではないんです。郷土資料については、市内で一番古い図書館である大和田図書館にすべてを集約しましたから、こちらに置いてある郷土資料は、さわりのポピュラーなものばかりで、冊数もごくわずかです。」
このように図書館ごとに役割分担をすることによって、今まで出来なかったサービスの充実化を図ることにつながったんですって。

ポイント2/レファレンス業務の充実
他に担う役割として、ホームページの維持などの電算関係、そして充実したレファレンス機能があります。
他の図書館でも、図書について相談したりできるレファレンス機能はあるのですが、場合によっては緑が丘図書館から回答するケースもあるようです。それだけ専門的にレファレンス業務に職員の方が特化できるということは、人員的に他の図書館よりかなり多いのかしら?
「職員の人数は現在5名のみです。他の図書館との違いといえば、貸出管理などの窓口業務全般を丸善に委託しているので、この人数でもレファレンス業務やイベント関係の充実化に取り組むことができているんですよ。」

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カウンターに設置されたパソコンには、レファレンスへの質問と回答内容が一覧で入力されていました。少し拝見させていただきましたが、大学生からレポートの内容について質問があったり、会社勤めの方から専門用語の質問があったりと、内容は本当に幅広くさまざま!
「レファレンスの役割というのは、直接答えをお伝えすることではありません。回答への道筋となるような、関連図書を紹介することです。けれども、的を得た回答をするには自分はその内容を把握しなければなりません。そのため、レファレンスはその都度、四苦八苦しながら色々と勉強する必要があるのです。」

最近はインターネットの普及で、用語についての質問は減ってきたそうですが、歴史に関する事柄などネットでは調べきれないこともまだまだ多く、やはり最後は書籍頼り!
とはいえ、どうやって調べればよいのか検討もつかない利用者も多いようで、レファレンス業務の内容はどんどん幅広く、さらに専門性の高い内容を求められてきているようです。中には、レポートの課題に与えられた「環境」について知りたいというような、漠然とした質問も少なくないそう。
「こうした質問には、まずその単語の意味を百科事典などで調べることで概要をつかんでもらい、その中から自分の興味が持てる事柄に絞って調べていくことをポイントに、図書館の活用方法をお伝えしています。レファレンスを利用されない学生さんの中にも、こうした書籍の調べ方を知っていれば参考になると思いますし、“環境”など取り上げられやすいテーマについては調べ方のポイントをまとめた紙を置いて、図書館をフル活用してもらえるよう工夫していければと考えています。」

ほかにも、本を執筆する際の裏付けとして本を探している方がレファレンスを利用する場合もあるんですって。こういったケースでは、市内の図書館ではなく、長崎図書館など地方図書館や大学図書館、さらには国会図書館にのみ保管されている資料なども多く、そのコピーを取り寄せてお渡しするといった対応までなさっているようです。

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そんなポイントを踏まえて、実際に一般図書室をまわってみました。

まず気になったのは参考図書コーナー!
他の図書館と同じような一般図書はもちろん用意されていますが、3,000冊以上もの辞書や辞典、白書などが集められた専用の一角が用意されているんです。こうした資料が、緑が丘図書館内には書庫に保管されているものと合わせると、一般図書の1割以上(7,000冊以上)にものぼるそう。もしこのコーナーでお目当ての資料が見つからなくても、レファレンスに問い合わせてみるといいですね。

さらに、なかなか探しにくい新聞記事などの情報を、パソコンで効率よく収集できるツールまで用意されていました。これは、日経テレコン21や朝日新聞のDB「聞蔵」、官報情報サービスといった「有料データベース」のことで、個人で利用しようとすれば閲覧するのに1記事あたり50円、PDFで新聞記事をそのままの状態で閲覧すると100円ほど負担しなければなりません。これを図書館では月額料金で購入していて、閲覧者に無料で提供しているのです。

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オープン当時は、図書館にこうしたインターネットを取り入れた図書館というのは少なかったようで、有料データベースの閲覧が出来るというのは県立図書館クラスなんだとか!
この情報は、希望する方にはコピー代はかかりますがプリントアウトもさせてもらえます。

他に目新しく思えたのが「就職・資格検定・起業コーナー」。
資格の取り方に関する本だけではなく、参考書までいろいろ取り揃えてあるというのは、今まで見かけたことがなかったような・・・。
「そうなんです、今までは資格の取り方だけは図書館で情報が得られても、図書館ではその勉強までは出来なかったわけです。こうした参考書などの学習書籍は、結構価格が高かったりしますし、思い立ってすぐ勉強を始められるということにもつながるのでは?
検定に向けて勉強するわけですから、なるべく新しい過去問題集を購入しなおすよう気を配っています。また、今以上に起業・ビジネスに関する本も導入していく予定です。」

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印象的だったのは、“八千代市の図書館として、ただ本を借りる場所だけではなく、市の活性化サイクルに入りこめるようなあり方を模索している”という言葉でした。起業に関する書籍を活用してもらって、八千代市で実際に企業を興し、お店が繁栄することで八千代市へ還元されていけば、確かに“単なる図書館”という位置づけには終わりません。
まだ試行錯誤の段階だとおっしゃっていましたが、こうした意識で図書館を運営されているということに驚き、またそういった目で図書館を見てみると、確かにいろんな工夫が施されていることに気が付きます。

例えば、ノートパソコンの貸出サービスもそのひとつ。
退職された方が、再就職で履歴書を作成する際にパソコンが必要になることもあるそうで、そうした方が無料でワードやエクセルを利用できるよう準備してあり、プリントアウトも紙を持参すれば10枚程度までサービスしているんですって!

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ちなみに、自分のパソコンを持ち込むことも出来ますし、インターネットに接続できる専用コンセント付きビジネスコーナーも設置してありました。こちらの利用は午前・午後の2部制になっています。
また、インターネットの利用ということであれば、メールのやり取りやページのコピーなどはできませんが、館内に常設されているネット利用端末も使用することが出来ます。使用する場合は、カウンターで利用券を発行してもらう必要があり、高校生以上の方で1日1回1時間以内という利用制限があるのでご注意を。

そうそう、こんなサービスまであるのにはびっくりしました!
新聞の閲覧コーナーに、折り込み広告まで置かれているんです。
「今までは折り込み広告を廃棄していたんですが、中には割引券がついていたり、新聞をとっていない方が目に触れない情報が入っていたりしますから、自由に持ち帰れるようにしたんです。また、求人情報だけはファイリングをして、見やすくまとめてありますよ。」

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ほかにも、勝田台図書館にも設置されていた「ヤングアダルトコーナー」をこちらでも発見!
児童書は卒業したけれど、一般図書を利用する際のきっかけとしても入りやすいコーナーです。ここには10代をターゲットに、身近な話題を取り上げた書籍がずらり。その頃に抱える心の問題や生き方について、また進路に関する本や、スポーツ・社会や物事を知るための1冊などなど、名作から今話題の図書までが、幅広く取り揃えてありました。
同コーナーの一角には、「八千代緑が丘図書館ヤングアダルト通信」という実際に市内中学校の生徒さんがオススメの書籍やその感想、季節の話題などを自作イラストを織り込んで仕上げたプリントも置かれています。同じ年頃の人がどんな本を読んでいるのか?これを参考に新しい本を手にするのも面白いかもしれませんね。

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緑が丘図書館には、スポーツの杜公園を見降ろした位置に「ブラウジングコーナー」というちょっとくつろいで雑誌などを閲覧できる場所もあります。新聞12誌、雑誌約160誌からお好きなものを選んで、肘付きのソファーやテーブルでゆったり過ごせます。

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雑誌は発売日当日に、図書館のホームページからネット予約がぱぱぱーっと入るそうですので、気になるものはお早目にチェックを!(→図書館の書籍詳細検索ページはこちら
新しく入荷した一般書籍については、新着紹介の棚へまずは並べられうそうなので、こちらもチェックです。ちなみに、ここの本は大抵すべて借りられていくそうで、本棚へ戻すのは返却時なんだとか。

市内で唯一のコーナーといえば、DVDやCDを視聴できるAVコーナーも外せません。他の図書館からでも、リクエストをすれば借りることは出来ますが、棚から直接CDを選んだり、館内で見たり聞いたりできるのはここだけ!

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ディスカバリーチャンネルや戦争関連の映像など、本では得られない情報を映像から知ることができるというのもミソ。国内外の映画やドキュメンタリーなど約400タイトルが登録されている常設DVD機器から、1日1本まで自由に選んで視聴できます。通常は電源が入っていないので、利用するにはカウンターへ声をかけると、整理券とヘッドホンを貸してもらえますよ。
この日も、兄弟で仲良くひとつのDVDを囲んでいる様子が見られましたが、ヘッドホンは複数差し込むことができるようです。管理用のパソコンで制御されていてリモート操作も対応しているので、もし操作がわからなくても、指定すれば画面を出してもらえるそうです。
貸出用のDVDには、なかなかレンタルDVD屋さんには並ばないようなドキュメンタリーものも、多くリストアップされていました。

AVコーナーには、DVDのほかにも音楽や演芸などのCDがあります。
DVDは盗難防止のために別に保管してあって、貸出リストから選んでカウンターへ申し出るのですが、CDは棚に並べてあるので直接手にとって選ぶことが出来ます。ちなみに、最近の人気はJ-POPでも洋楽でもなく、演芸の列に並べられている“落語”のCDなんですって!

DVDやCDは本と同じようにカウンターで借りられますし、返却期限も同じく2週間ですが、借りられるのは2点までで、貸出対象は中学生以上という制限があるのでご注意を。


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雑誌などが置いてあるブラウジングコーナー以外のテーブルなら、一般図書室を利用して持ち込みで勉強することも大丈夫だそうですが、ガッツリと集中して勉強したい!というにオススメなのが、1階の自習室。
利用者層は中学生や高校生など受験を控えている学生さんが多いようで、平日は満席になるほど!中学受験を希望している小学生が利用することも多いそうで、大人顔負けな集中力で頑張っているんですって。自習室が使いたくて塾に通うという話をよく聞きますが、ついリラックスしてしまう自宅で勉強するよりも、こういった場所のほうが効率良く集中出来るのかもしれませんね。

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「本当は個室感覚になるよう、パーテーションを立てることも考えていたのですが、閉館時などに別の目的で利用できるようにと、あえて長テーブルを置いた塾の教室タイプの自習室にしました。3人掛けのテーブルではありますが、ノートなどを広げて勉強しやすいように、整理券は一つのテーブルに2人というカウントで配布していまして、全部で28名が座れるようになっています。
もちろん勉強だけではなく、図書館の本を持ち込んでご覧いただくこともできますよ。」

自習室は無料で利用することができますが、勝手に入って好きなだけ使えるわけではありません。午前と午後でそれぞれ整理券を配布しているので、3階一般図書室のカウンターへ事前に取りにいくシステムになっています。
この整理券は席と連動しているので、好きな場所を選んで券を取ることが出来ます。また、午前の利用時間は9:00~12:50まで、その後10分の間に掃除を行ったあとに入れ替えられ、13:00から平日は18:45まで、土日祝は16:45まで利用することができます。
基本的には午前午後を通して利用出来ませんが、午後の整理券配布が12時から開始されて13時の時点で空きがあれば、また整理券を受けとった上で午後も再び利用することは可能だそうです。

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さてさて、そんな学びの雰囲気満載な3階一般図書室や自習室から一転して、2階の児童図書室はとっても和やか!
幼児~子供向けの絵本や児童書、中学生向けの図書などが置かれているこちらのフロアでは、子供でも一番上の棚まで十分手が届くように本棚がかなり低く設置されています。また、各棚に並ぶ本の種類を紹介した見出しも、一般図書室に比べて分りやすく、より具体的な仕分けになっていました。

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さらに、図書館全体で設置されていましたが、誰でも自由に出入りできる施設ということで、防犯カメラやベルがいたるところにありました。その様子も2階の事務室内にあるモニタで常時確認されていますので、子供だけで図書館を楽しめるよう安全にも配慮されたつくりになっています。

2階のエントランスには、飲食もOKの自由に使えるスペースもあるんです。見かけたときには、小学生の子供たちが集まって、春休みの宿題なのか、何やら一生懸命勉強していました。
一般図書室と一緒だと利用しづらいという子育てママにも、2階なら気軽に集まって楽しめそうですね!

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楽しめるといえば、緑が丘図書館では定期的にイベントが行われているのですが、この日も子供向けのイベントが2つ開催されていました。
2階児童室の奥に専用スペースがあって、靴を脱いで入る部屋になっています。ここでまずはブックカバー講座が行われました。予約制のイベントでしたが、丁度春休み中ということもあってか満員の盛況ぶり!

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前に立って教えてくれる先生1名と、子どもたちのそばで教えるサポート役の職員の方が2名の計3名の方に見守られながら、小学校低学年~中学年くらいの子供たちがテーブルを囲んで真剣に作業を進めていました。
「練習用に用意しました白い紙で、まずはブックカバーの折り方を練習してみましょう。出来上がったら、好きなスタンプを押したり、パンチで型抜きした折り紙を貼ったりしてデザインしていきますよ。練習が終わったら、本番用の和紙で好きなように作ってみてくださいね。」

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ひとつひとつの折り方を、ゆっくり丁寧に指導していく先生について、今日集まった女の子たちはおしゃべりもせず必死で折っていきます。そして1時間後、皆さんとっても上手に出来あがりました!
こうした楽しい工作を通じて、丁寧に本を扱う気持ちも芽生える素敵なイベントでした。

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さらに、15:40からは毎月定期的に開催されているお話会も行われていました。こちらは予約制というわけではなく、その時間に合わせて子供たちが集まってきているようです。4歳~を対象とした内容で、まずは5~10分程度の素話で興味を引き込み、それから絵本を読んで、その絵本の紹介をするといった30分程度のイベントです。

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もう少し小さい2~3才児を対象としたお話し会も、こちら緑が丘と大和田の図書館で毎月不定期に開催されています。それにはお母さんも一緒に参加できて、手遊びやわらべ唄などを楽しみ、それから絵本を読んで、お母さんにその絵本の紹介などをするそうです。

こうした子供向けのイベント以外にも、月いち程度で大人向けのイベントも企画されています。例えばこの4月は折り紙講座が開かれて、6名ほどの募集で鯉のぼりの飾りをつくるといった内容だったそうです。
「折り紙の本も数多く図書館には置いてありますが、やはり実際の折り方を指導してもらいつつ作ってみないことには、どうしても分らない部分も多いですよね。このイベントに合わせて折り紙の書籍を紹介したり、図書とのリンクも踏まえた企画を、今後も少なくても月1回は行っていきたいと考えています。」

※市内図書館のイベント情報はこちら/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/modules/eguide/

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この折り紙講座の講師には、季節ものの飾り作りに携わっていた職員の方が担当し、限られた予算の中で興味を持ってもらえる企画作りに励んでいらっしゃいました。そのために、ボランティアの方々にも協力していただいたり、市内にお住まいの方にも色々な形で参加してもらっているようです。
「今は、講演会タイプの“図書教養講座”と、図書館の利用方法やホームページの閲覧方法、操作方法などを具体的にお伝えする“図書活用講座”という2パターンのイベントも企画しています。
平成17年11月に開催した図書教養講座では、病気に関する本を執筆された方に直接お越しいただいてお話をお伺いしました。限られた予算で実施できたのも、八千代市内にお住まいの作家さんで快くご協力いただけたということがありました。また、図書活用講座でパソコンに触れていただく機会をつくるために、同じ建物内にある公民館のスペースを借りるといったこともしています。」

今後は、どうしても図書館の利用が少ない世代の高校生~大学生向けの講座も開いて、活用方法を伝えていく機会を作っていきたいとのことでした。中学~高校生くらいになると、どうしても勉強時間に重点が置かれて、読書をする時間というのが十分に取れなくなってしまうというのが背景としてあるようです。それでも、本から得られる知識の重要性は、勉強に代え難いものがあると、図書館の方はおっしゃいます。
「幼児期~小学生の時期は、頻繁に図書館を利用してくれますが、その時期に触れる図書というのは娯楽的要素が強い傾向にあります。そのあと、中学生になって利用率が減り、高校~大学と進むに連れて、どんどんと利用率が下がっていくんです。大人の利用者で多いのは20代後半~30代なのですが、その前がぽっかり空いてしまっているのが現状です。
受験には一見関係はないかもしれませんが、大人になってから読むのではなく、その年齢で触れた書籍によって、今後の進路の可能性を広げるチャンスもあると思うのです。例えば、星に関する書籍を通じて志望学部の選択肢が広がったり、感動する職業を見つけて進路を再検討したくなったり。娯楽としてではなく、人生の糧として本をもっと取り入れてもらえればと考えています。」

“娯楽”としての図書館から、自由自在に“知る”ことが出来る図書館へと利用のスタイルを移行できるかどうかは、知りたいことが自身で調べられるという“本を探す力”が左右するそうです。これを小学生や中学生のうちに身につけておけば、高校~大学生になっても引き続き図書館を有効活用してもらえるはずです。そのためにも、高校生や大学生を対象とした図書活用講座イベントの実施や、地域の学校との協力体制を強めていきたいとお話なさっていました。
そうそう、ちゃんと2階の児童図書室にも専用のレファレンス窓口や検索端末が用意されていて、大人と同じように図書館を“活用”する環境が整っていました。

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そんなお話を伺っている中で・・・ふと疑問。
ところで私は、きちんとお目当ての本を探せるんだろうか?

「よく子どもたちに本の探し方について紹介するときには、『奈良の大仏の頭のブツブツって、何個あると思う?』『下駄の数え方ってなんだろう?』など、その答えが分る本を探してきてもらったりするんです。なび子さんは、その場合どうやって調べますか?」

そうですねー、大仏に関する本を探したり、モノの数え方の本を見つけに行きたいと思いますが・・・。

「では、その本がこの図書館のどこにあるか分りますか?」

文化っぽい列を探してみようかと・・・あ、でも数え方はさすがにどこにあるのか、ぱっと頭に浮かばないですけれども、ごにょごにょ・・・。

「大抵、図書の見出しというのは内容を反映しているものです。なので、設置してある検索端末などを活用していただくのが一番手っ取り早いですよ。“検索キーワード”に、手にしたい内容を入力してみます。この場合でしたら、“奈良”と“大仏”とか、“数え方”などでしょうか。検索結果にはズラリといろいろな本が表示されると思いますが、そこからそれっぽい1冊を選んでみて、まずはその本がある分類をチェックして本棚へ向かってみることです。そして、その1冊にこだわることなく、その周辺にある本を手に取ってみることがポイントです。大抵関連図書がたくさん置いてありますし、自分が思いもしなかったような見出しの本に掲載されていることもあるでしょう。
そして、さらに大切なのは、本を手に取ったら目次や索引を見てみること、それでも掲載されているか分らなければパラパラと中を見てみることです。最近の傾向として、子どもたちは目的の本を手にすると、知りたい事柄が全部その1冊の本に掲載されていると思って別の本を探そうとしないことが多く、本を見つけると中を見ようとしないのです。
まず開いてみることを子供に伝えたいですね。1冊の本にすべてが載っているわけではなく、色々な本に関連の文章が載っています。それぞれをピックアップして自分の中で総合的に理解し、まとめていく力を養っていくことで、得たい知識を自在に手にできるようになっていくのです。」

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最後に、図書館の方からこんなコメントもいただきました。
「図書館では、どんどんレファレンスを活用して欲しいと思っています。レファレンスへ届いた質問によって、職員は一生懸命その回答を模索するわけで、その知識を糧に、さらに良いアドバイスが出来るように成長していきます。その街の図書館に良い司書がいるのは、良い利用者がいるからと言われるように、図書館を育ててくれるのは実は市民の方々なのです。
お腹痛くなったり、ちょっと風邪気味かな?というときに、私たちがとりあえず病院へ行ってみるのと同じように、困ったことがあったらまず図書館へ行ってみよう!というくらい日常的に図書館を活用してもらえるようになりたいんです。」

にこやかながらも、そんな熱い願いを語っていらした職員の方からは、単に図書館を維持するだけという脱力したオーラは微塵も感じられません。心から八千代市の図書館を良くしたいと考えていらっしゃるんだなぁと、感動するばかりでした。
なかなか子供が小さいとゆっくり図書館を利用する機会も持てないんですが、まずは児童図書室からデビューしていって、子供が「お母さん、これどういう意味?」とか質問するようになったら、一緒に調べに図書館へ足を運べたら・・・と思いつつ、緑が丘図書館をあとにしました。

同じ市内の図書館を2か所まわってきましたが、これだけ色々な違いがあって、さらなるお話が聞けるなんて思いもしませんでした。八千代市には、あと大和田図書館と八千代台図書館という2つの施設がありますが、馴染みの図書館とは違った楽しみを求めて、図書館めぐりを楽しんでみてはいかがですか?

●緑が丘図書館 047-489-4946
千葉県八千代市緑が丘3-1-7緑が丘プラザ1階~3階(地図
アクセス/八千代緑が丘駅から徒歩5分
駐車場/有り・敷地内9台&敷地外12台(緑が丘公民館と兼用)
※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間/
一般室(3階)火~金 9:00~19:00、土日祝 9:00~17:00
児童室(2階)火~日・祝 9:00~17:00
※ただし、7~9月のみ児童室は平日18時まで開館
休館日/月曜日・館内整理日(1月~11月の各末日、平成19年は12月21日〔年末の整理日は毎年変わります〕。ただし土日祝月に当たるときはその前の金曜日)・年末年始12月28日~1月4日・その他特別整理期間
八千代市立図書館ホームページ/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/

〔関連レポート〕
2007年12月16日 八千代市の図書館めぐり~勝田台図書館

今日はぽかぽか陽気でお散歩にも最適!
なび息子を連れて、新川沿いをお花見散歩です。

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八千代中央と村上をつなぐ新川大橋が見えるこのポイントは、あまり人通りもないのでゆったりと散策を楽しむことができます。木によって、すごく数多く花が開いているものもあれば、これからというものもあって、満開の桜並木・・・とはいきませんが、十分お花見は楽しめるほどに開花しています。

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八千代中央側の川沿いを見てみると、まだちょっとピンク色に色づいた木が少ないかな??なんていう風に見えましたが・・・

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なかよし橋を渡った先にある、八千代総合運動公園の「桜の広場」まで来てみると、村上側よりも満開な感じでした!お昼ということもあって、レジャーシートを敷いてお弁当を楽しむ方々もいっぱいです。

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ちょっとここでなび息子をカートから降ろしてお遊びタイム。
お弁当を狙ってか、ハトがわんさとウロウロしてます。それを追いかけ続けるなび息子。
花よりもハトに夢中・・・。

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野球やサッカーなどが行われている多目的広場(グラウンド)の横は、あまり桜の木が見えないのですが、春の公園でよく見られるコデマリの白い花がたくさん咲いています。
そして、村上橋を越えた先には、再び桜並木が登場。
大きくて立派な樹木がたくさん植えられていて、きっともう少ししたら出店なんかも並ぶんでしょうね。

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この土日はお花見ピークとか。
でも、この感じなら八千代はもうちょっと楽しめるかもしれませんね!

●新川沿いの桜並木(散策した場所はこちら

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